特に国産車は酷い。
匂いに関しては、一般的な女性の5300倍くらいは気にする方である。
別に鼻が良いとかではなくて、純粋に臭いのが無理。汗臭いのも口臭がキツイのもヤメテ。自分が嫌だから相手にも不快感を与えないように気を付けている。
せっかく美味しい飲み物を頼んでも、ワイングラスが生乾きみたいな匂いがするとそれが気になって飲めなくなってしまう。
新車の臭いは人体に有害であることが判明
新車の臭いがきつくて嫌だという人もいるだろう。
自分もその一人である。
どうしてあんなに臭いのか、、、ってくらい臭いと思うのだが、世の中にはあの匂いが好きだという人も少なくないというのだ。人の嗅覚とは一体。
油性ペンの臭いが好きみたいなものなのかな?
しかし、この新車の臭いは人体に有害であることが以前からわかっている。
そのため、今後は有害物質の少ない素材を使って車を作るように変わって行く可能性がある。
規制機関は、プラスチック、接着剤、繊維、その他クルマの内装材から放出される空気中の化学物質に注目。よりピュアで無臭の代替品を採用するようメーカーに圧力をかけているためだ。
特に製造直後の初期段階では、内装から拡散する8つの物質が、乗員に悪影響を及ぼすことが確認されている。アセトアルデヒド、アクロレイン、ベンゼン、エチルベンゼン、ホルムアルデヒド、スチレン、トルエン、キシレンだ。
これらの香りは、人によっては目の炎症、くしゃみ、めまい、息切れ、疲労感、吐き気、頭痛などのアレルギー反応を引き起こす可能性があり、その強さは熱や光への暴露によって変化する。
症状はアジアで最も頻繁に報告されている。韓国の国土交通省が2005年に800人の新車購入者を対象に行った調査では、51.5%の人が「シックカー症候群」と呼ばれる感覚を少なくとも1回は経験していることがわかった。
【シックカー症候群】新車の臭い、健康に悪影響 アジアでも規制強まる
AUTOCAR JAPAN
日本車は特に悪臭強し
車が好きで色々乗るから良くわかるのだが、日本車は新車時の悪臭が強烈に強いように思える。フォルクスワーゲン、アウディはエントリーグレードは少し気になる程度。国産車を10とした場合3くらいの臭さ指数。
これが上位モデルになるとレザーを使用し、レザーの香りの方が勝つため嫌な臭いは気にならなくなる。
マセラティなどはレザーがとても良い香りがし、いわゆる新車特有の臭い匂いはゼロ。
『マセラティの香り』と表現したくなるような独特の良い香りが車内に漂っている。(人によってはこれも好き嫌いがあるだろう)
高級車は臭くない、と思うかもしれないがそうでもない。
1000万円に迫る、もしくは超えるような日本車も乗ったが臭すぎる。
自動車の良し悪し云々の前に、臭いしか印象に残らないほどきつい臭いがする。
香りの印象はすごく大切
車は良いんだから臭い臭い言うなよ、と思うかもしれない。
しかし、匂いって本当に大事だと思うんだ。
安いビジネスホテルに泊まるとベッドもどこか、生乾きっぽい匂いがしたりすることも。まぁ安いビジネスホテルだから仕方ないとなる。
これが高級ホテルになると、エレベーターの中まで良い香りで漂っている。
たまたまそうではなくて、高級感を嗅覚で伝えているのである。
高級は特に日本ではおもてなしも含まれる。
おもてなしを謳うのであれば、やはり匂いも高級でありたい。
アメニティが高級で、都心の高層階のラグジュアリーホテルであっても、バスタオルが生乾きの臭いでは二度と行くことはない。
生乾き臭のキツいグラスで高級ワインを飲めるだろうか。
極端な話、匂いは良くなくても良い。
臭いのが論外だ。ましてこれが人体に害があるのであれば尚更。
今後は有害物質の出ない、出にくい素材で車作りをするようになっていくことを、強く望むばかりである。