のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

新車の臭いは好きですか?実はあの臭いは体に有毒です。

スポンサーリンク

f:id:Nob13:20220507092951j:image

久しく嗅いでおりませんが。

 

新車の臭いは好きですか?

実は好きな人がいる事に驚きだったが、こんなアンケートを取ると少なくない人が好きだと答えるのだとか。実はあの臭いは人体には有毒。

自分は新車の臭いが嫌いなのだが、なんで新車はあんなに臭いのか。

そして高級車にはその臭いは少ないのもポイント。

 

 

 

車酔いを助長する新車臭

自分の身内は乗り物酔いが激しく、子どもの頃から車で長距離移動をするときは何度も途中休憩を挟んでもらったり、助手席に乗せてもらったりしてしのいでいたのだという。

それが車がアウディになってからというもの、乗り物酔いは数年間一度もしていない。

 

運転の丁寧さもあるだろうけれど、一番は何と言っても欧州車の走行安定性に起因するものだろう。乗り物酔いが激しかった妻がアウディに乗るようになってからは、一度も乗り物酔いをしていない。

 

その後、妻が友人の国産ミニバンに乗って出かけた時は吐く寸前まで酔ったと言っていたので、車が原因の1つとして見て間違いない。

 

そんな車両の安定感があろうと運転が丁寧だろうと、新車特有の臭いは乗り物酔いを助長する。

 

自分は全般的に臭いのが嫌いなので、匂いがきついのはとんでもなくマイナスポイントになる。

しかし、この新車の臭いは臭いだけならまだしも、人体に有害だと言うのだから厄介だ。

 

WEBCARTOPでも新車の臭いの正体について記事がある。

 

昔ほどきつくはないのでニオイの種類が変わったという意見もあったりするが、実際のところ、発生源としては今も昔も変わらない。

 

具体的な発生源としては各部に使われている接着剤や樹脂。またレザーシートの表面は塗装されているが、この塗料も発生源のひとつとなる。

簡単に言ってしまえば溶剤臭いということになる。

こう聞くと思い浮かべるのがシックハウス症候群で、原因は同じVOCと呼ばれる揮発性物質だ。

 

だからクラクラしたり、クルマ酔いしたりするのだが、シックカー症候群と呼ばれることもある。  

 

VOCに含まれるのはトリクロロエチレンホルムアルデヒドトルエンベンゼンなどよく聞くものが多く、毒性は強い。またアルコール類なども含まれる。吸い続けると、皮膚や神経に影響が出ることもあるので、住宅メーカーが対策に力を入れているように業界団体である日本自動車工業会では「車室内VOC低減に対する自主取組み」というのを行っていて、一定以下の濃度になるように対策している。

 

これでも完全除去ではないし、実際のところまったくなしでは内装部品を作ることは不可能だ。  

ユーザーとしての対策としては窓を開けるなどして換気をするしかない。揮発する物質が問題なので、時間が経てば消えてくるし、含んでいる空気を外に積極的に出してやれば車内濃度を下げることはできる。最終的に消えるまでの時間を短くするためにも有効だ。

 

ちなみに芳香剤では発生源の物質を分解するわけではないので、ニオイでごまかすことはできても消すことができないのであしからず。

 

WEBCARTOP

乗り物酔いに弱い人には結構ツライ! 新車の独特なニオイの正体とは?

家にも同様の問題

住宅メーカーのこの接着剤問題も自宅を建てる時に話題に出た。

うちはほとんどが天然素材の家なので、家の中に木の香りや漆喰の香りはほのかにする程度で、新築時から接着剤等の臭いは一切なし。

それで、当然見た目も最重要な漆喰の家なのだが、24時間換気の排気装置を法律でつけないといけないと。

 

家を建てた社長も美観を壊すし、そんな他メーカーの家みたいに毒を出す素材は使っていないので当社の家には不要!、、、なのだが、多くの家に合わせてどんな家でもつけないといけない事になっていると肩を落としていた。

 

 

臭いのは高級車にあるまじき問題

ちなみに経験上欧州車の高級車は、これら一般的なキツイ新車の香りはほとんどしない。

レザーをふんだんに使った車は新車のドアを開けるとレザーの香りが車内全体に漂う。

 

反対に国産の高級車でも乗り込んだ瞬間、いわゆる新車の香りが強烈にするとどうしてもそれだけで車両の格は地に落ちる。

 

安価な車ならまだしも高級車で臭いのはダメだ。

 

低価格量産車を販売して儲けている会社が、中身が同じ高額なだけの量産車を作っただけのことがバレている。

 

 

高級ホテルに行ってみると良い。

特に外資系の高級ホテルはほとんどのホテルがロビーは勿論、エレベーターの中までホテルを象徴する香りが漂っている。

 

見た目が凄く立派で宿泊料金も高額なホテルで、自分が泊まる部屋やベッドが生乾き臭がキツかったらどうだろうか。それでも高級と思うだろうか。

 

一泊数千円の安価なホテルだったら許せるだろう。

しかし高級ホテルでこれは許されない。

 

つまり、臭いというのは安価の仲間なんだ。

 

 

高級ホテルは見た目が立派なだけではなく、接客は勿論、建物内の香りにまでこだわり『上質』を香りで演出している。その位香りは大切なんだ。

 

 

 

最近は知らないけれど、以前マセラティなどはドアを開けるとマセラティの香りともいえるレザーの香りがしたもの。

 

香りってそれだけインパクトのあるものだし、象徴するものでもある。

 

高級を謳っていて臭いのは論外。

見えないところまで気を使って初めて一流です。