時間感覚の同じ人が同じグループを作る。
世の中同じ価値観、似た価値観の人同士が一緒のグループを作る。
その価値観を紐解いていくと1つは時間感覚である。何か将来目標があって頑張りたいと思うのであれば、この時間感覚については強く意識しなくてはならない。そんな話は口が臭くなるほど話しているが、今日も懲りずにその話。つまりそれほど大切。
自分の考える時間感覚
時間感覚とは、何かをするときにその時間を長いと思うか短いと思うか、その個人差のある感覚の事だ。
わかりやすく例を出そう。
30歳男性が『いつかフェラーリに乗りたいのです。』と言ったとしよう。
その”いつか”がいつなのか、で人生はとんでもなく大きく変わってくる。
例えば一つの回答として『60歳までにはフェラーリが欲しい』と話したとしよう。
指定された期日までは30年ある。
当然、そのために何か”努力に相当する事”をやり始めるまでにも、充分すぎるほどの時間的余裕がある。
こういう回答する人は大抵29年間はまず何もしない。
そのための30年という期日の指定だ。
ついでに言うと、最後の1年も色々言い訳を言って結局何もしないのだが、、、。
それに対して同じ質問に『今日から1年以内に!』と言ったら、本日から始めたとして残りは365日しかない。
年間目標、月目標、週目標、1日の目標、午前、午後の目標など色々詳細に計算して直ちに行動に移して行かないと、結果はまず伴わないだろう。
こういうことを理解していて行動できる人は、大なり小なり結果を残していく人が多い。
ビジネスの世界の富裕層と貧困層の違い
何か決定しなくてはならないとき、富裕層は決定までがとても早い。
AとBとどちらにしますか?という質問があった時、
『ちょっと考えさせて』と言ったとしても、その富裕層の”ちょっと”は常人には理解できない程早いのが過去の経験からも明らかだ。
富裕層は待つことが嫌いだ。そして、相手の時間を奪う事に関しても敏感である。
理由は時間が取り返すことが出来ないものであることを知っているから。
自分の時間を奪われたくない富裕層は相手の時間も奪わない人が多い。
それに対して貧困層の場合は時間に対する感覚がとてもつもなく鈍く、そして遅い。
相手を待たせることは平気だし、何かやる時にも永遠に先延ばしにする癖が染みついてしまっている。
『ちょっと待って』は人によっては1カ月以上であり、3か月以上であり、半年以上であり、1年以上である。
時間に関する言葉で富裕層がよく使う言葉は以下の言葉が多い。
①今
②今日
③明日
時間に関する言葉で貧困層がよく使う言葉は以下の言葉が多い。
①いつか
②そのうち
③暇な時に
これは自分の人生で出会った多くの人の統計に基づく。
自分は高級ホテルが好きなのだが、これらのホテルは対応がとても早い。
電話に出るのも早いし、何かトラブルが起きた時の対応も早い。
これらホテルに泊まる客層が時間感覚に鋭敏である事を象徴している。
マインドが変わり行動が変わるという事
①お金持ちだから時間感覚を意識するのか。
②時間感覚が鋭敏だからお金持ちなのか。
世の中に絶対は無いので全員ではない。しかし、大抵の人を見ていると答えは②番だ。
結局結果を出す人とそうでない人では取り組んだ絶対量が違う。
1年後から始める人と今から始める人では結果が違って当然だ。
お金持ちになる事が正義ではないが、お金があるに越したことがないのもまた事実。
何か結果を出したいと思っていればこの時間の感覚には敏感になる必要がある。