どんなにお金持ちでもどんなに貧しくても1日は24時間。これだけは絶対に変わらない。そして長くても人生は100年ほどで終わる。その一度きりの、誰にとっても尊い時間を有意義な時間にするか、そうでないものにするかは自分次第だと思う。今日は自分が人生を生きる中で最も大事にしている”時間感覚”のお話。
今の自分と昔の自分の時間の使い方
10代から20代、30代前半まではまさに”がむしゃら”に働いていた。
バイトも複数掛け持ちしていたし、正規の仕事をしながら夜や週末はバイトをして過ごしたり。手帳はバイトのシフトスケジュールで真っ黒だった。
今では考えられないが、50連勤や60連勤なんて当たり前で一年の休日日数などは7日あるかないかくらいな年もあったほど。
1社だけの務めではそうならないかもしれないが、複数かけ持つと簡単にそういう状態になる。
それで、その時によく考えていた事と言えば出勤した時に
『早朝の今、このお店の門くぐったら次に出てくるのは深夜だもんな、、、。』
『あと4時間で仕事終わる!早く終われ早く終われ!あと3時間切った!!』
そんな事ばかりで、仕事が早く終わることだけを願って生活していた。
今思うと人生の時間を全く大切にしていなかった。
例えば、22歳の時にそうやって一日を過ごしたわけだが、22歳のその日はどんなに望んでも2度と戻ってこない。だが、その時に自分の時間を売って換金した数千円は今でも稼ぐことは出来る。
つまり取り返しのつかない自分の時間を売って、後でも取り返せるお金を得ていたという事になる。
今ではそのがむしゃらに働いていた頃の詳細な記憶はない。毎日がほとんど同じ事のくり返しだったからだ。
毎日毎日職場で長い時間を過ごしていたのに、禄に記憶にも残っていない。
すごく勿体ない時間の使い方をしていたと思う。
それに対して今は考え方が180度変わった。
後でも取り返せるものと、後では取り返せないものの線引きがものすごくハッキリしている。
時間を意識している。
やりたいことがあれば早ければ今日、遅くとも明日にはやろうと思っている。
行きたいところで行けるところも同じ。今日、もしくは明日には行く。
1年に1回を自分のご褒美の旅行とした場合、30年で旅行に行ける回数は30回だ。
しかし、1カ月に2回旅行へ行くことにすれば30年で720回旅行に行くことが出来る。
楽しい事をして過ごした時間は今でもハッキリと覚えている。
お金があるかどうかよりも心構えの問題
コロナウイルスの流行により、今までよりも死が身近になった。
だから、余計に”今”を大切にしなくてはいけないと思った。
自分がそうだったけれど、毎日仕事に終われ支払いに追われていると、自分の大切な人生について考える事が疎かになってしまう。
”バイトしてお金持ちになったら悠々自適な生活をする”という人がいたが、アルバイトを続けていて、お金持ちになれる事はほぼ100%ない。
つまり悠々自適な生活は待っていてはまず訪れない。
自分自身、今の生活に疑問や不満を持ち行動することで初めて変わってくる。
雇われでこき使われていた頃は、頭にくる上司も同僚も先輩も、いーっぱいいた。
意地悪なおばちゃん達もね。
連日イライラする事もあった。
嫌だから、そんな人たちと関わらず過ごす方法を考えるようになった。
自分が変わったのはそれから。
だから、まずは心の問題。そして次に行動。
このセットが重要だ。
今は欲しい物で買えるモノを買ったり、好きな時に旅行へ行ったり、庭のアリの巣をほじくったり、公園散策も出来る生活になった。
でも、心の底からずっと願って、このために積み重ねてきた結果なんだ。
誰にとっても大切な時間。
病院で最期を看取る事が多い看護師さんが言っていたけれど、
”こんな事ならもう少し自分の好きな事をしておけば良かったな、、、。”と言われる方も多いのだそう。
人生一度きり。
その一度きりの人生を思いっきり楽しいものにするかどうかは、100%自分の手にかかってると思うんだ。
今は毎日を夏休みのように楽しく過ごしてる。
もし、今の夏休み生活が続けられなくなったとしても、また夏休み生活をするために考えて猛烈に動き始める。
そして必ず元の夏休みモードに戻る。
だから、やっぱり一番は心。そして行動。
人生は一度きり。
思いっきり楽しんで、嫌な事はサヨナラしてしまおう。