人間関係のストレスからの解放へ。
人の悩みの9割以上は人間関係と言われている。
以前から話している通り、人間関係から生じるストレスに於いてもっとも効果を発揮するのは”他人に期待しない”事だ。
やってくれると思うから腹が立つ
相手はきっと手土産を持って来るだろうと思うから手ぶらで来た時に腹が立つし、相手は謝って来るだろうと思っているから謝って来ないときは腹が立つ。
相手は自分に感謝して当然だろうと思っているから感謝されないと腹が立つし、わかってくれるだろうと思っているからわかってもらえないと腹が立つ。
これは相手に自分がどうして欲しいかを勝手に決めているだけで、相手の身になるとたまったもんじゃない。
自分が思っている相手の自分に対する優先度は実は相手からすると大して高くない、という事は世の中本当に多く存在する。
だからここを自分の中で切り離せると最強に強い。
上記の例で言えば手ぶらでやってきても、どうせそうするだろうと思っていたし何なら来ないと思っているので来ただけで凄い。
謝って来るなんて思っても無いので謝って来なくて想定内。
相手が自分に感謝なんてする訳ないと思っているから感謝されなくても想定内だし、相手がわかってくれるだろうなんて1mmも思ってないから、わかってもらえなくても全て想定内。
こんな感じだ。
お店で商品を買った。
店員がお礼も言わなかった。
頭にくる!!
だがちょっと待て。
店員さんはバイトだ。
1時間そこに立ってレジを通すだけが仕事なので、あなたが商品を買ってくれようと買ってくれなかろうとそんな事どうでも良い。
何ならお客なんて来ない方がいい。
あなたではなく、会社から給料をもらっている。
ありがとうございました!と大声で言っても1円も給料は増えないし、1円も減らない。
だったら余計な事はしない。
こう考えていた場合、残念ながら物凄く理に適っている。
その行動は100%正しい。
そう考えれば相手がありがとうございました!なんて言おうが言わなかろうが、そんな事は知った事ではない。
人に興味が無いから人へのストレスが無
あの人って何考えてるのかなぁ。
何やろうとしてるんだろう?
どういうつもりなんだろうか?
一体なんであんな事を言ってきたんだろう、、、。
明日会ったら何を言おうかな。
嫌だな、、、嫌だな、、、嫌だな、、、
こうしてストレス沼にはまっていく。
こんな性格の人が即座に自分を変えることは難しいと思うが、コミュニケーションスキルの一環として技術を磨くことはできる。
相手が何を考えてるかなんてどうでもいいし、そんな事わかる訳ない。
親や兄弟だって何を考えてるかなんてわからない。
それなら他人が何を考えているかなんて絶対にわからないし、それを考えて落ち込んでも仕方がない。
人間関係を円滑に進める上で相手の立場になって考えるのは重要。
だが、それとは別に無限に降り注ぐ対人ストレスについては、自分の心持ち1つで相当軽減することができるのは間違いない。
何かしてもらったらありがとうと思うし伝える。
何もしてもらえなくても何とも思わない。
ただ、それだけ。