生活レベルは隠せません。
世の中どんな世界においても同じだと思うのだが、上位に行くほど気をつけなくてはいけない事が増える。昨年マツダにファミリーカー探しに行ったのだが、そこにいるお客さんや営業の服や靴を見て驚いた。
輸入車ブランドやラグジュアリーホテルにいる人とでは色々違って、とても興味深かった話。
高級輸入車ディーラーと国産ディーラーで違う『靴』
国産ディーラーの場合
家族のためにファミリーカーを購入しようと思い県内にあるマツダのディーラーに行った。国産ディーラーに行くこと自体がほとんどないため色々新鮮で興味深かった。
その中でも特に気になったのが服装と靴。
お客さんとして来ている人の服に関しては家で着る服というか、ラフな服装がとても多かった。具体的には
・ジャージ
・スウェット
などである。
そして驚いたことに自分の他にお客さんは6~7組はいたと思うのだが、靴に関しては皆同じ。
汚れたスニーカー及びスポーツシューズ(ランニングできるような)率が100%。
普段外に出る時、こういう服装の人が多い場所へ行くことが少ないので、半端なくラフな事に衝撃を受けた。
これはマツダやお客さんをバカにしている訳ではない。
そして営業に関してはスーツを着ているものの、みんな近所の衣料品チェーン店で購入したような黒いスーツで、靴の踵が減っているもしくは靴が汚い人がとても多い。
他には営業のネクタイが曲がっていたり、ジャケットのポケットに山ほど物が詰まっている人もいた。
以前違う国産ディーラーも行ったことがあるが似たような印象を抱いたので、概ね国産ディーラーにはこんな方向性があるのかもしれない。
自分がもしお客さんとしてお店に行くとき、またはもし自分が営業として人前に立つときの『NGリスト』のオンパレードで衝撃が走ったのである。
高級輸入車ディーラー&高級ホテルの場合
自分が行くアウディディーラーや知人が勤めていたマセラティやポルシェのディーラーなどでは、服装はとてもキレイにしている営業スタッフや受付女性が多い。
ジャケットでもどこのブランドの物か聞きたくなるような、カッコいいジャケット着用率も増える。
そしてお客さんもスニーカー率はかなり下がり、ドレスシューズ率が上がる。
女性もパンプス率が高くなる。
ヒールの高い靴も増えてくる。
服装はジャージやスウェットで来る人はほとんどおらず、ジャケット率が上がる。
そして手に持っているバッグもハイブランドのバッグである人が増える。
これが高級ホテルにいくと更に顕著になる。
以前、高級ホテルであるコンラッドに行ったときは、ロビーのスタッフが着用している時計がブレゲであった。
下界では誰も気づかないもしくは嫌味になるこれらの小物も、場所が変われば一気に雰囲気を引き立ててくれるアイテムになる。
だらしない服装は気が利かないアピールでしかない
メラビアンの法則を知っているだろうか。
相手に話の内容などは7%の影響力しか持たず、残りの93%は見た目と話し方(声)で判断されているというものだ。
身だしなみなんていいから俺(私)の内面の魅力を見て!
そんな人もいるだろう。
しかし、身だしなみにすら気を使えない人に内面も何もない。
案の定、マツダでは担当営業が気が利かず『この人から買いたい!』という気持ちはゼロだった。
反対に雑談時にした自分の直近の旅行の予定を把握していたアウディの担当営業は、休日返上で納車を間に合わせてくれた。
”旅行の日にお車を間に合わせたかったので。”と。
こういう人からは提示された金額が相場より高くても、またこの人から買いたいと思う。
まとめ
感度が低いと気にならないのかもしれない。
でももし、いつか高級輸入車が欲しいと思っている人は自分の感度を高めて、自分の中の平均も高めて行く事が必要だと思う。
マツダで購入に至らなかったのは、自分はここの世界の住人には馴染めそうにない、と思ったことが一番大きい。
どっちがいい悪いではなく、自分にあった世界に住めばよい。
だから、以前にも富裕層の世界がわからない人が高級車の感想を述べる事は筋違いだというブログを書いている。
富裕層の世界は一般の世界では全く通用しないような気まりやルールもとても多い。
相手に求めるだけではなく自分自身も高め続けて行く事が大切なのだ。