のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

走りに特化した最高峰の市販車セブン。

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走りに特化したものは強い。

 

昔からオールラウンド不可能説を唱えている。

日常的にも使えワインディングも楽しめ高速道路も快適、だけど家族みんなで楽々移動できる。

そんな車は存在しない、と。

セブンは正常に動くことも捨てて全て走りに振っているので楽しい。

 

 

 

特化型が楽しい

セブンが納車される。

新車なのにすでにボロボロのキーケースを開けるとそこにメインキーとスペアキーの2本。そしてページの真ん中に一言

『ENJOY』

と。

 

そう、これは家族移動も仕事車でも通勤車でもなく、天気の良い休日にENJOYするための車なのである。

ほとんど1人乗りの運転席に乗り込みエンジンをかけると、あとは人棺一体のモビルスーツのような動きをする。

S字コーナーが続いてもこれがZだとぐわんぐわんとロールしながら、左右に振られながら曲がっていくところを全くロールなしにサッサッサッとノーブレーキで曲がっていける。

究極のコーナリングマシン。

 

だから運転していて楽しい。意のままに動かせる。

 

スポーツ性能の高いSUVも結局のところ重い。重いとワンテンポツーテンポ遅れる。それが運転のつまらなさに直結する。

せっかく良いサウンドが轟いていても自分に聞こえてこないと楽しくない。

この車は良い音は奏でないけれど走行中

『プシュー!!』

『ピュルルル!』

『ギシギシ、、、。』

『がガガガ!!!』

『ガチャン!!』

とかいろんな音がなって賑やか。

音がなるマフラーは運転席の1メートル横にあるのでよく聞こえる。

 

もともと風を感じられるバイクが大好きだが手をけがしてしばらく乗れなくなった時、バイクの面倒な準備と装備無しにオープンエアを感じられるセブンは上位互換ですごくはまった。

 

この車は楽しむためだけに存在している。

実用性などはゼロだ。

大きい物は勿論、中くらいの物すら乗らない。雨降ったら濡れるし。
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現代の車とセブン

期待して欲しかった物ほど自分の中でハードルを上げてしまっているので期待ほどではないことが出てくるだろう。

このセブンに関しては初めてこんな非力なスポーツカーを買ったので、それが気に入るかどうか不安で仕方がなかった。飽きたらすぐに売ってしまえばいいと思っていたがとんでも無い。

全く期待せず納車されたセブンは今ではこれ以外は全部いらない、くらいの存在になっている。

 

現代のスーパーカーは制約がある中でも最大出力のエンジン、ハイブリッドやプラグインハイブリッド、回生ブレーキなど様々な先進技術を搭載して成り立っている現代自動車技術の結晶である。

F1などのレースの世界から降りてきた技術を搭載した市販車の最高峰として君臨しているが、このABSもパワステエアバッグも、ブレーキサーボもシフトアシストもシンクロもドアも屋根も無い1960年代から何も変わっていない車の魅力は全く引けを取らない。

 

今の車は便利になりすぎている。

新型スーパーカーも今までの倍以上のパワーを持っているのに免許取りたての女子高生や魚にも運転できると言われている。それは技術の勝利として素晴らしい事ではあるが、そんな時代にあってなんもない60年代の車を運転するのもまた、とても楽しいと思うのよ。

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