社会を知るもの知らぬもの。
最近は特に世の中の格差が広がり、信じられない底辺な事を口にする人達から牛乳でも買うかのように車を買う人達まで両極端な人たちが増えてきているように見える。
日本は全般にサービスがいいお店が多いが、本来サービスは利益があってこそ。
極限まで利益を削って商売しているのにそこから更にサービスを求められても、、、。
そんな事もわからない人がとても増えているのです。
ありがとうの反対は当たり前
ありがとうの反対言葉は当たり前だ。
やってくれてありがとう。
やってくれて当たり前。
相手にしてもらう事に慣れすぎ、それがいつの間にか当たり前と思ってしまうのが人。しかしそれではいかん。相手は時間と手間をかけて善意でやってくれている。だからありがとうの気持ちを忘れてはならない。
自分は好きで時々ホテルに行くのだが(旅行ではなくホテルに滞在する事が目的)、高級を超えて最高級ホテルなんてジャンルの称号が与えられているホテルだとホスピタリティは大変すばらしい。
高級ホテルの一番の魅力は豪華な内装ではなくホスピタリティだ。
内装を派手に豪華にするのは金さえあれば出来る。
でも、思いやりとか相手の立場に立って考える事って一朝一夕で出来る事ではない。
最高級ランクのホテルはどこもホスピタリティを大事にしている。
そして当然だが、スタッフが親切で英語も話せて気が利いて頭がいい。
こんなスタッフを多く抱えるためには地方のように時給850円では無理だ。相応の対価が発生する。
そして美味しい食材も豪華な設備もホテルが利益を出してこそだ。
だから基本的には金額は高め。
ミネラルウォーターが900円以上するので下界で飲むビールより高い。
でも、総合的に中身を考えたら十分以上の満足感が得られるので何度もリピーターが出ている。
これがわかる人はこんな世界の住人になって行くのだけど、当然これがわからない人も大勢いる。
利益率の大きい高級車を買ったからこそ付随する様々なサービスなのであって、極限まで値引き要求やサービスの過大請求した軽自動車にあれこれつけろ、それは無理よ。
昔100円寿司行った時、隣の老人が
”豚汁の具がいつもより少ない!!こちらは150円も払ってるのに舐めてるのか!!店長呼べ!!!”
店内に響き渡る怒号。
不運にもこんな人に遭遇した事がある。
普通の3万円位の懐石コースで文句言うならまだしも100円寿司でそれを求めるのかと。
こんな事を大声で怒鳴り散らして、お店の人全員から注目を浴びて恥ずかしいと思わないのか!
思わないね。
解決した。
サービスとは利益があってこそ
利益があるからそこから様々な付加価値が生まれてくるのであって、利益の少ないところに過度なサービスを求めるのは間違い。
現場で働く多くの人は対価がないのに過度なサービスを求められることが常態化している節がある。求められる事ばかり多くて見返りが少ない、、、これではいかん。
100円寿司でカリカリしている人達と、久々に会った友人のようにお互い笑って感謝し合ってる高級ホテルのスタッフとお客さん。
そもそもサービスってさ、要求するものじゃないと思うんだな。