で
試乗しましたー!ばかりでは情けない。
ユーチューバーに憧れる人が増えた事も原因だろうが試乗系ユーチューバーでディーラーに迷惑をかける人が後を絶たない。
そもそも論として、大の大人が自分で買えもせず声を大にして『試乗しましたー!』なんてカッコ悪いぞ。
これは漢としての意地の話
昔自分も欲しい車が見つかるまでは購入候補として試乗に出かけた事はあった。
どれも経済的に買えるか買えないかと問われれば基本的には”買える”車にしか試乗していないし、自分が買えもしない車を乗りに行きたいというのはあんまりない。(基本を外れる時は担当さんの好意により候補対象外を勧めてもらった時)
試乗した後に車の具体的な購入時期等を聞かれて
『いや、あの、そのー、、、他に検討したい車もあるので、、、あのー、、、そのー、、、、購入時期は今は未定って事で。買いたい車の予算は200万~8000万円でみてます、あーはいはい、、、。』
と汗だくになって話すのはダサすぎると思うのでそうならないようにしてる。
これは漢としての意地の話でもあるが、ネットニュースを見ていればあちこちで散見される試乗記。
勿論新型車の乗り味を気にしている人も大勢いるので必要な仕事ではあるのだろう。
だが、現実問題逆立ちしても買えない高級車をいい年の評論家が
『これこそ誰もが買うべき車だ!』
『これは今年のベストバイ!!』
『自分だったら最上級グレードを迷いなく頼むだろう。』
『このエンジンは、、、最高だ、、、。』
とか書き連ねていてもなんだかなと思うし、普段の愛車を見ると軽自動車だったり国産コンパクトだったりするから軽自動車乗ってる人からすれば12気筒NAはそりゃ最高だろうねという話。
アウディQ8の試乗記にしても
乗り味が、、、
持て余すサイズなので普段使いには向かない、、、
厳しい評価にならざるを得ないが、、、
とか書いてあっても、所有している自分よりも一回りも二回りも年上なのにその車が買えない自分が恥ずかしいと思わんのかね、と思ってみている。
自分は充分頑張っている!俺はこのままで価値ある存在なんだ!
勿論それは結構。
ただし、向上心と言うのは大抵今の自分を否定するところから始まる。
お店にとっては買える人>買えないけど詳しい人
お店にとってはどれだけ車に詳しくても結局買えない人に用は無い。
逆に車の知識がゼロでも買ってくれれば大切にすべきお客様だ。
試乗しました!
結構。
それが本当に欲しい車や購入候補であれば。
でも同時に世の中には試乗もせずポンポン購入している人も大勢いるので、試乗しか出来ず買えない自分はカッコ悪い、、、事に気づかないと自分の人生も変わらないだろう。
以前も書いたけれど特に高級車の試乗記を見ていると買えない人が書く試乗記は相当なズレを感じる。
『400馬力のパワーがあって4枚ドア。これなら家族も説得しやすいだろう。』
なんて書いてあってもうちはその位の車を買う時にいちいち許可なんていらないし、ドアの枚数が何枚だろうとドアが無かろうと他に車があるので関係無い。
ウラカン乗って『普段使いも出来るからその気になれば通勤に使える!』
と書いてあってもランボルギーニのウラカン買える人は他に何台か足車持ってますので、、、と思うし、新車のフェラーリを買う人はオプションの金額なんて全く気にしない!とか書いてあっても、周り見ててホントにそうかな、、、?と思うしね。
見た事ないし体験した事ない世界だから予想で書くしかないよね。
全てが想像の世界。
人は経験した事しか理解できない。
これは実体験からも自信をもって言える。
自分は今は欲しい車が一通り手に入ったので他の車に対して興味が無くなってしまった。
周りをボーっと見ていて思うのは試乗しましたではなく
買いました!!!
の方が祝ってあげたいし素敵だよねってこと。