完璧に大は小を兼ねる。
妻が庭が広くていいね!と母屋完成時に話していた自宅の広い庭。
残念ながら庭は完全消失しほぼ家サイズのガレージがもう1棟建った。
本当はもっと大きくしたかったが、妻との協議の末あまりに自宅近くにガレージの壁があると日当たりが悪くなるという事でサイズは決まった。
ちなみにガレージを建てて3年目。ガレージに関しては完璧に大は小を兼ねると断言できる。
ガレージを建てる時に是非取り入れて欲しい事3選
自分でガレージを建ててみて上手くいった事や失敗した事がいくつかある。
外観や材料は好みのモノを使えば問題ないが共通して言える事も何点かあるので、過去にこの情報は教えて欲しかった!という3つを厳選して紹介してみる。
①ガレージサイズは考えうる最大サイズで
ガレージに関しては完璧にこれば間違いない。
大は小を兼ねる。
ガレージが欲しいと思っている人であれば現在は車は外に置いてある人がほとんどのはず。普段は広い外に置いてあると気づきにくいのだが、車って室内に入れるとんでも無く大きい。外ではそんなに気にならないけれど室内に入れると想像を絶する大きさに悶絶するんだ。
大きい車になると縦5メートルで横幅2メートル。
考えてみて欲しい。
この位のサイズ、何ならこれより小さいリビングの部屋だってたくさんある。
そのサイズめいっぱいの高さもある乗り物を室内に入れるんだから、寸法だけ見て前後数10センチの余裕があるからOK!!なんてやると、今後大変な思いをする事になる。
建てる前は『ガレージばかり巨大に作ってそれで車が何も買えなかったらダサいな、、、。』と思った。
とんでもない!
ガレージがあれば夏はBBQも出来るし、子どもがいれば全天候型の広い遊び場になる。人目を気にせずコストコの巨大プールを置いて遊ぶことも可能だ。ジム道具を置く事も出来るしラジコンのコースや電車の線路だらけにすることも出来るだろう。
また、自転車、スキースノーボード、サーフィン、農機具、スタッドレスタイヤ等室内に置きたくないものも何でもおける。
ガレージに関しては小さくて困る事があっても大きくて困る事は無い!
一台しか車がなくても一台を真ん中にどんと置いておけば最高に贅沢だ。
増えたら増えた分だけ入る。
Q8のドア厚は30cmだ。
車体の横幅はミラー含めず2m。
ドアを上記の写真のように人がぎりぎり通れないサイズで20cm開けると
車体200cm+ドア厚30cm+隙間20cm=250cm。
ガレージ幅が250cmあっても人は出られない。普通に子どもを抱いたり荷物を持って出る事も想定して60~70cmは開けたいと思えば横幅300cmが必要だ。
しかしこれは片側の話。もう片側もあるので。
うちの場合ガレージはドアの厚い車かつクーペでドアが長い車が入る想定で作っているので、一台辺りの横幅は約4メートルで取ってある。
4メートルくらいあると乗り降り時に不自由する事は少ない。
勿論予算の都合や土地の都合など人それぞれなので絶対にいくつ以上!という事は無いけれど、考えうる最大サイズで作って問題ない。
②電源コンセントは各所に多めに作る
ガレージに入れる車の醍醐味として常時充電して置く事が出来る。
やりやすい。
車によってはバッテリーの場所が左右違うし、バッテリーチャージャーのケーブルも意外と短かったりする。延長ケーブルで対策する事も可能だが、どこに来ても大丈夫なように設計段階であちこちに電源コンセントがあると最高に心強い。コンセントの穴は2口もあれば充分でそれがガレージの各所にあると使いやすい。
うちの場合6か所ある。
壁側前輪辺りに1つ、後輪辺りに1つ。ガレージのセンター前後に1つずつ。反対側の壁側にも1つずつ。
上記の写真は壁側前輪辺りの電源から充電している。
オーディオの電源は後輪側から取って、センターの電源コンセントでスマホを充電しながらイスに座って愛車を眺めるという感じ。
③ガレージシャッターの段差で砂ぼこりを防ぐ
シャッターは完全防水、密閉出来ないので隙間が少し空いてしまう。ガレージ内に雨水や砂ぼこりが入らないようにシャッターは一段下に降りるようにしてある。
1~2cmも下げれば十分だろう。
あまり段差を大きくし過ぎるとバンパーをするので車高の低い車に乗る人は要注意だ。
台風が来てもシャッターに水が当たる。下に落ちる。
舗装面に雨水が流れた汚れが付かないように手前の砂利部分に吸収されるという流れだ。
この仕様にして3年経つが室内に砂ぼこりや雨水が吹き込んで困った事は一度もない。
雨水が流れた汚れも無い。
ただし注意点が2つ。
一段降ろした場合、その角の部分が強度的に弱く車の移動により欠けてくる。
簡単なのは角を取って多少滑らかにしてあげる事だ。
うちはそうしてある。
タイルなどを使って元々の強度を上げるのもオススメだ。
ガレージライフを楽しもう
うちは全て木で作ったガレージなのでガレージ内はふんわりと木の香りが漂い暖かみのあるガレージになっている。
ガレージ自体をどんな素材でどんな形にしようかは完全に個人の自由だ。
エアコンを入れるのもソファを置くのもお風呂を作るのも自由だ。
仕様を決めるのが楽しい。ただ上記の3つは自分でガレージライフを経験して間違いないと確信したので是非お勧めしたいと思っている。