のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

『普通はさ、、、』という話し方は価値観の押し付け。

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ミュージシャン時代に使っていたギターと漆喰壁。

 

自分の中の常識が相手の常識とは限らない。

話をしていると意外とよく出てくる言葉の一つ、『普通』

この言葉の意味は

”いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。”

 

これの何が問題なのか。

 

 

 

自分の中の価値観の押し付け

会話の中で良く出てくるし、便利なのでつい自分も言ってしまいがちだ。でもよくよく考えるとおかしな言葉である。

 

それが今回の『普通』という言葉だ。

 

用途としては『普通はさ、、、』と相手を諭す様なタイミングで使われることが多い。

 

具体的には以下のように使われる。

・『普通さ、月のお小遣いなんて3万円くらいじゃない!それなのにうちの旦那は〇〇も使ってあり得ないよね。』

 

・『普通、自動車保険なんて年間3~4万円じゃん?!なんでこんなにぼったくってんの??』

 

・『普通さ、ガソリンなんて一度に満タンになんて入れないじゃん??金無くなるし、車も重くなるしさ!1000円ずつ入れる方が賢いじゃん!普通!』

 

・『普通さ、引っ越して来たら自治会って入るもんじゃない?自治会に入らないとかあり得なくない??』

 

・『普通さ、日本で乗るなら右ハンドルじゃない??それなのに、外車で見栄張って左ハンドル乗るとかダッサ!!』

 

こんな使われ方をすることが非常に多い。

 

どうだろうか。

これらは全て自分の中での『普通』であり、世界に通ずる普遍性を持った『普通』ではない。

以下で1つずつ反論して行こう。

個人的な反論コメント付き

 

・『普通さ、月のお小遣いなんて3万円くらいじゃない!それなのにうちの旦那は〇〇も使ってあり得ないよね。』

 

→お小遣い制でない人もいるし、お小遣い制であっても金額は人それぞれ。月1万円以下の人もいれば、一日3万円の人もいる。その普通は、あなたの関わっている極一部の世界での普通である。

 

・『普通、自動車保険なんて年間3~4万円じゃん?!なんでこんなにぼったくってんの??』

 

→ネット保険か代理店型か、補償内容による。

例えば18歳で免許を取ってシルビアを車両保険付きで契約すれば、年間保険料40万円以上は当たり前。彼らにとってはそれが”普通”。

 

・『普通さ、ガソリンなんて一度に満タンになんて入れないじゃん??金無くなるし、車も重くなるしさ!1000円ずつ入れる方が賢いじゃん!普通!』

 

→個人の自由。金がないのか、レースをやっているのか知らないが、一度にいくらずつ入れようが個人の自由。俺はガソリンスタンドにかわいい女の子がいれば、頻繁に行く口実になるので、一度の給油で5ccしか入れない。

それが俺の普通。

 

・『普通さ、引っ越して来たら自治会って入るもんじゃない?自治会に入らないとかあり得なくない??』

 

→任意団体。その地域ではそれが当たり前かもしれないが、東京の様に加入率が50%未満の地域も当たり前のようにある。その地域の人にはそれが普通。

 

・『普通さ、日本で乗るなら右ハンドルじゃない??それなのに、外車で見栄張って左ハンドル乗るとかダッサ!!』

 

→ポルシェ911GT3のように国内に入ってくるモデルが、左ハンドルしかないモデルもある。

また、左ハンドル車が世界的には主流。つまり、ワールドワイドに売買される高級車は右ハンドルのリセールが悪い。

 

そもそも左ハンドル用に作られた車を、無理やり右ハンドルに替えているだけの輸入車も多い。左ハンドルの方が日本の交通法規に合っていなくても、運転することを楽しむのであれば、左ハンドルの方がしっくりくるケースは多い。

 

www.nob13.net

 
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まとめ

このように自分が身を置く位置で、『普通』の価値観は大きく変わることがわかるだろうか。

全く違う価値観かもしれない相手に対して『普通さ、、、』という言葉はふさわしいとは思えない。

それが自分がその言葉を、日常的に使わない理由なのである。