自分の満足の心。
エレキギターを昔から弾いてきて弾き始めた年数をカウントすれば20年くらいになる。ブランクもあるが。経験して色々わかったこともある。
自分の満足の心と実際のところ。
音楽は楽しい
クラシック音楽を聴いて楽しいと思うのがその時代背景を音で感じることが出来ることだ。
我々は海の曲と言えばどんな曲を思い浮かべるだろうか。
年代と場所と作曲家によって表現は様々だが、感じられることは特にヨーロッパの作曲家たちが書く海にまつわる曲は暗い曲が多いように思える。
その暗い曲から連想されるのは沖縄の海のようなきれいな海ではなく、ドス黒い海の怪物が出てきそうな荒波の海。
これは、船の安全性も低かった頃の時代の人たちの海に対する畏怖の表れではないかと感じた。
オルガンを使用した教会の曲も荘厳で骨の髄まで響く。
自分は宗教には無駄に興味があり、どうしてこれだけの宗教が世界中に存在するのかに関心がある。
政治の道具なのか、生きる道しるべなのか、本当に存在するのか、したのか、神が言ったことにして都合よく馬鹿な民衆を情報操作するための道具でしかないのか。
記録道具がなかった頃には神話や伝承でしか出来事を後世に伝える術がなかった当時の人たちは何者かを神に例え、何かを伝え残そうとしていたのか。
どっかの間抜けが作ったただの作り話に過ぎないのか、など。
知り合いがヨーロッパに行き教会でパイプオルガンの音楽を大音量で聞いて衝撃を受けたと言っていた。
今のように情報も何もなかった時代にあんなものを頭の上から聞かされたら、神の存在を信じるほかなくなってしまう心境になったと。
いやはや、音楽の力は凄まじいしまたその時代背景や歴史も楽しい。
最近気に入ってよく聴いているのはパガニーニのCaprice No24。
映画にもなったデイヴィッド・ギャレットの音源であれば音質もよく聞きやすいので初心者にも良さがわかりやすい。
おすすめ。
今から200年も前の曲だが我々は20年や30年前の多くの曲を聴くと古いな、、、と思う。200年前の曲は今でも愛され美しさの虜になる。
楽譜を買ってギターで練習している。
楽器の値段による音質の違い
楽器に関わらずほとんど全ての事にいえるが、ある一定の金額からは変化は乏しくなる。
1,000円の握り寿司セットよりも10,000円の握り寿司セットの方が美味しいが、10,000円の握り寿司セットよりも30,000円の握り寿司セットの方が美味しいとは限らない。
前菜に松茸が、カラスミが、仕入れ値が高かっただけの魚が、テナント料が乗っているだけの可能性もある。
エレキギターの場合、音は特にアンプとピックアップ、シールドで決まる。
自分の20年の経験上99.9%から100%そう思う。
それならギター本体は格安でいいかと言われればそうではない。
格安ギターは仕上げが粗い。
正確なチューニングが出来なかったり、すぐに音が狂ったりギターが曲がったり、ノイズが多かったり、部品のぐらつきや工作精度に難がある。
文化祭で弾いてみるくらいなら十分だが。
音だけでいえばある程度の金額、10万円とかのギターでピックアップやアンプなどを揃えれば音は完璧。
だが、音が同じだからと言ってギブソンではなくて全部エピフォンでいいやという問題でもない。
結局同じ見た目のエピフォンを買ってもギブソンが欲しければ後になってギブソンを買い直す事になる。それなら初めからギブソンを買うのである。
音が同じなのに傍目には同じギターにしか見えない倍以上高いギブソンをなぜ買うのかと思うだろう。
とても簡単で、それが欲しいからだ。
高かろうが安かろうが自分の欲しい物を買う方が、自分もそして買われた物も大切にしてもらえ良いに決まっている。