恐るべきDNA。
うちの娘は父親である自分に顔がそっくりなだけではなく性格や好みまで似ている。
まさに自分が女性化した分身。
日々の何気ない行動が自分を見ているようで可笑しい毎日。
よくわかってる自動車好み
うちは漆喰の家で自宅内はほとんど白と木の色で統一。
子どものおもちゃも大人が使う物も極力原色の目に眩しいものは避け、自然なカラーリングのモノを好んでいる。
そんな環境で育っているせいか、そもそもDNAがそうさせるのかはわからないが娘もよくわかっている。
幼児用のお店や子ども洋品店にも一緒に行くのに、そこに置いてある国産ミニバンのペダルカーやSUVのボビーカーには目もくれずいつも大爆走。
ガヤルドの助手席に乗り違ったりバイクに跨りたがったり、リアルな乗り物には興味津々なので”本物以外は興味が無いのかな”と思って見ていたけど、そんな事も無かった。
東京のメルセデスに行った時に一番目立つところに飾ってあったボビーカー。
一目見て
『コデ、乗りたいナー。』
国産車のボビーカーもペダルカーも、スポーツカーもSUVも一切興味を示さなかった娘が興味を持って初めて乗りたいと言ったのはクラシックベンツのおもちゃ。
なんてわかってる娘なんだ、、、。
これならリビングに置いてあっても何も違和感が無い、というか自分が嫌ではない。
それなのですぐに買ってあげた。
先日ブログを書いていたら自分の足元においてある上記のシルバーアローの元に来て黙って座った娘。
『オシ、、、。』
と一言だけ言い放ってまた別の部屋に遊びに行った。
大人の自分もブログの内容に行き詰まった時やそもそも書く事が無い時にはガレージに行って同じことをしているので、その姿を見ていない娘が同じ事をするのは可笑しかった。
自分は靴が大好きだ。
整理して今は20足くらいしか持っていないが欲しい靴を見つけるとつい買ってしまう。
まだ一度も履いてないか数回しか履いてない靴も半分くらいある。
それでもまた靴が好きで、出先でいい靴を見つけると気になって仕方がない。
娘も靴が大好きだ。
初めて靴を履かせたときは大泣きだったのに、今では靴が好きすぎて冬は靴下替わりに室内で靴を履いている。
ちなみに娘は靴の事を『チュチュ』と言う。
短い靴はチュチュで、ブーツはブーツのチュチュと呼んで使い分けている。
好きな食べ物も同じ。
どれだけ食べたらお腹がいっぱいになるかわからず、いつでも食べ過ぎているのも同じ。
夜はなかなか寝付けずいつまでも大騒ぎしているのも同じ。
その昔、ある日本のドラマで自分の死について
『自分が死んでも子どもの目となり耳となり、血となり肉となってずっと生き続けられるから死ぬ事は怖くない。』
というセリフがあった。
娘はまさに自分自身の生き写しなので、全く同じことを思うしよくわかるんだな。