見せてメリットになる事が少ない。
憧れて追いかけていた頃、スーパーカーを街中で見た時は心底羨ましかったしその場所に車を停めて乗り降りする自分を想像してみたりと様々な妄想をしていたものだ。
実際自分で持つようになってからは他人に見せる事はほとんどしないし、持っている事も言う事も無い。一般的な世界で生きていく上には相手に知らせてメリットになる事が少ないように思える。
犬の散歩のおじさんと娘
自宅周辺で娘を遊ばせていた。
先日子ども靴専門店でブーツを試着したらとても気に入り、会計前からブーツを履いて店の外へ出て行ってしまった。後から購入させてもらったのだが、そのブーツを
『ちゅちゅ!ちゅちゅ!!(靴)』
といって家の中でも履いているので、天気のいい日は少しだけの時間でも近所で遊ばせていた。
その時、犬を散歩させていたおじさんが通りがかり娘が犬を発見!
『ワワ!!ワワ!!』
と指さしておじさんと犬も気づく。
”いい子だね~!何歳ですか?”と言って近くに来てくれようとしてくれた。
その時、ガヤルドが入っていたガレージが空いていたので向こうから見えないうちに急いで閉めた。
・自分は絵本の世界ではない本物の犬を娘に見せたい
・おじさんは子どもを喜ばせようと近くまで犬を見せに連れてきてくれる
この2つだけで十分幸せなのでそこに
・すごい車だね
・なんていう車ですか?
・いくらするんですか?
・お金持ちなんですね!!
みたいな、こんなよくある俗っぽい要素を入れたくないんだ。
人によっては
『見せてあげればいいのに!』
と思うかもしれない。
でも、車を見に近くに来てくれているわけではないので余計な要素は排除したい。
この日のこの時の場合、ガレージにあるランボルギーニは余計な要素だ。
子どもとカワイイ犬と優しいおじさん。
登場人物はこの3者で充分。
こう言う事はしばしばある。
所有していると内面から強くなれる、、、気がする
ブログの写真はお気に入りのレストランで”お客さんのいないときに、お店の方に許可を取って”写真を撮ったものだ。
写真撮るためにわざわざ混雑する時間に行くような事は迷惑になるので絶対にしない。
例えば新年の身内の集まりで〇〇さんがすごい高級車を買ったよ!!という話をしてみんなで盛り上がっていても、一緒になって讃える事はあっても『実は自分も、、、』なんて言う事は100%ないし、聞かれても言わない。
初めてスーパーカーを買った日。
翌日の仕事で取引先の社長に言われたことを覚えている。
『調子良さそうだね。表情が明るいし自信に溢れてる。』
それを察した社長さんが流石なのだが、実は昨日は憧れのフェラーリの納車日だったんだ。
だから特に今日は何があっても笑っていられる。
自分の欲しい物を手に入れた事でそこになくても自信になる。
これはすごくある。
何もない頃は高級車ディーラーに行くときは普段使わないようなジャケットを着たり股間に綿を詰めて、とにかく自分を立派に大きく見せようとして行っていた。
だって何もないからね。
フェラーリ買ってからはTPOをわきまえてラフな服装でサラッと行ける。
自信が付く。
車を持てない頃は妄想で
『飲み会でみんなの前で見せつけてやりたい!』とか『すげー!駐車場にフェラーリ停まってる!!』という同期や上司にそれじゃと乗り込んで別れたいとか、極めて俗っぽい妄想をして日々過ごしていたもの。
所有した今は何もない。
誰にも言わないし見せない。
自分で自分の事が認められる自分軸があれば他人の評価は一切不要だ。