能力と収入。
人間は考える葦である。
多くの人が聞いたことがあるこの言葉だが、これは意訳すると人は弱い存在だが考えることができるのが偉大だという話。
ただ、最近世の中見ていると考えられない葦が多すぎて、、、。
ポルシェディーラーのお姉さん
先日、ポルシェディーラーに遊びに行った。
その時の事。
ディーラーに到着すると若いお姉さんが駐車の誘導をするために出て来た。
タイヤ止めに向かってバックで下がる自分に対して『オーライ、オーライ!』と手を動かしながら誘導してくれている。(ように見えた。車の音が騒々しくて何を言っているかは聞こえない。)
そしてもう少しでタイヤ止めにリアディフューザーが当たる可能性がある距離まで近づいた時、誘導のお姉さんはしゃがんでディフューザーが当たらないかを確認しながら誘導してくれた。
そこら辺の車高が低い車に慣れてない人ではまず出来ない誘導だ。
感動してお礼を伝え、そうやって会社で教わるのか聞いたところ
『教わったわけじゃないけれど、先輩たちがそうやっているのを見て自分でも真似するようにしました!』
と元気に答えてくれた。
教わってないのに先輩の動きを見て覚える。
なんと素晴らしい。
自分の周りにはここ何年もこういう人はいなかったので感動してしまった。
①言われた事も出来ない
②言われた事だけ出来る
③言われた事と一部自分で考えて行動できる
④自分で何でも考えて行動できる
大別してこの辺の4パターンがありそうな気がするが、老い若い問わず最近は①の人が激増してるように見える。
④番に近いほど頭が柔らかく柔軟性に富んだ考え方ができる。
①番に近いほど頭が固く融通が利かず仕事も出来ない。
これが自分の経験上とても多い。
友人の経営者も
『仕事ができるのはみんな独立しちまって、会社にずっと残るのはクズばっかり。』
とこぼしていたが、まさにこの通りで自分で考えて行動できる人は会社の指示はいらない。自分で何でも出来る。
これは労働者の側に立っていえば自分で考えて行動する芽を摘んでしまう会社にも責任があるとも言える。
しかし過去の経験上、大抵は会社ではなくその人個人の問題であるケースの方が圧倒的に多かった。
普段からの習慣の大きさ
習慣化されたことは超強力。
毎日どうやったら稼げるか、どうやったらもっと上に行けるか考えて行動している人。
毎日上司や同僚の悪口だけを言って満足し、何年も言われた事だけをし続けている人。
この両者の差が現代の貧富の差にも繋がっているように見える。
会社の給料が低い、、、と怒る前に自分の価値を高めよう。
そして労働契約は貴方にはこれだけの報酬を払うと提案され、それに合意した事により発生しているはず。
働いているという事は納得しているという事なので、これに文句を言うのは辞めよう。
嫌なら他の場所に移ればよい。
そのために自分で考えて行動するのだ。