いいウソと悪いウソ。
嘘にもいいウソと悪いウソがある。
経験上、自分を大きく見せるためにつく嘘は大抵悪いウソでこの手の嘘をつく人は結果を残せない人がほとんど。詳しく説明しよう。
自分を大きく見せるための嘘
誰かが何か初めての事を体験してあまりに感動したので誰かに話したくて仕方がない。
興奮して自分のところにもやってきた。
鼻の穴を膨らませて
『ねぇねぇ!!〇〇って知ってる?!!』
と話しかけてきたが、これの問いに対する自分の持っている答えは知っているだが、話したくて仕方が無さそうな感じを察して
”ううん、知らない!何か教えて!”
と答えると、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに相手は話始める。
自分はこれは嘘をついた格好だが、経験上この嘘は相手を想ってついた嘘なので自分では悪いとは思わない。
相手の要求は他人に情報を知らせる事ではない。
自分が知って感動した事を相手に話したい、だ。
その要求にこたえたいと思ったから知っている事も知らないふりをした。
反対に悪いウソはいくつかあるが、1つは自分を大きく見せる嘘だ。
前から欲しかった輸入車買ったんだ!
『そんなん、俺でも余裕で買える!』
『高級車なんていつでも変えるけど、自動車税とか無駄だから俺は中古の軽しか乗らない。』
『フェラーリ458に乗ってるのか、、、。俺もアヴェンタ買いそうになったなぁ、、、。今の10年落ちエクストレイルと迷ったんだよなぁ、、、。』
『はぁ~、働くのも飽きたから経営でもするかな~。』
無限にあるが、この手の表現はいろんなものがありどれも自分を大きく見せるためのものだ。
ねずみ講かなんかの勧誘に誘われた友人が言っていたが、全身安物ブランド武装の女性が
『仮に私が年収5000万しかなかったと聞いて、話聞きたいって思いませんか?』
と話を切り出したそうだ。
乗ってきた車、話しっぷり、剥げたネイル、服装やレントゲン写真を見ればその人がただの貧困層である事は誰でもわかる。
しかし、この手のレベルの人たちは自分を大きく見せたいという思いが強すぎ、周りからどう見られているかまで気にしていない。
自分を大きく見せる嘘をつく人は大成しない
自分を大きく見せようと嘘をつく人は大成しない。
なぜかと言うと、ステップアップするためには自分が今どの立ち位置に居るのかを正確に知ることが必要だ。
彼らは成功者の気分だ。
もう上がりだ。
それ以上は無い。
大きく成功する人は自分がまだまだだ、と自覚しそれを認める事が出来る。
自分が下にいるという謙虚な気持ちは、これから大きく吸収していくために強い力となる。
反面、自分は何でも知ってると思っていると誰かから聞きかじった話やインスタで見た話を披露する事で精いっぱいだ。
そこに生きた経験はなく、彼らが大きく変化する事も無い。
謙虚な気持ちを持って自分はまだまだなので、というところに立てるとそこからは上に上がるのみだ。
なんだ、結局気持ちの問題の話かよと思うだろう。
そうだ。
人生なんてモチベーション次第でどうにでも変わる。