ポンコツの冬の過ごし方。
人もそうだが機械も冬になると動きが悪い。
うちにいる老牛ランボルギーニガヤルドなんてもう20年越えの老体。
スーパーな性能を発揮する以前に今日も動くかどうか、、、。
日々の介護日記。
冬はギア変速不可なガヤルド
ガレージ内でバッテリーチャージャーに常時繋ぎっぱなしになっているガヤルド。
充電状態はすこぶるいいはずだが、寒い時期のエンジン始動は渋い。
時々一発で始動しない。
セルを回して
『キュイーーーーーーーー、、、。、、、。』
、、、。
この場合は時間を空けて2度目の挑戦。
排気量が大きいからキャンプファイヤーに点火するときと同じように火が付きにくいのだろうか。詳しい事はさっぱりだが冬は特にこんな感じ。
そしてやっとかかったと思ったら片側の5気筒しか点火せず、謎の5気筒ランボルギーニになる事も。
この5気筒になった時はエンジンの表示ではなく、音とフィーリングでわかる。
なんかアクセル踏んだ時に片側しか反応がないな、、、ってのと、音が濁声でいつもよりレスポンスも悪い。
初めての時は心配で購入店に連絡した。
すると
『大丈夫です!!よくあるので!!』
適切で詳細なアドバイスを頂き、安心した。
やっとエンジンをかけてもそこからまだ色々ある。
寒さの度合いが強いとハンドルが重すぎる。
ダメージを与えないようにそっと力いっぱい回し、末切りまで回さないように気を付ける。
そして信号で停まってもギアをニュートラルに入れては行けない。
冷えているときはギアがメガトン級に重く、一度ニュートラルに入れると青信号になった時にニュートラルから1速や2速に入れられない事がある。(経験済)
そして後方に大渋滞を作る。
どんなに長い信号でも1速に入れた状態で重クラッチを踏んで待ち続ける。
その後無事発進しても車の様子を見ながらの運転になる。
2速にいれようと試みて、硬いけれど割とすんなりいくときもある。
行かないときもある。
行かないときはニュートラルに戻し次は3速に変速を試みる。速度によっては4速。
どれもダメなら1速に戻す。(1速に戻らない事もある)
幸い1速で100km/hまで出る。
ここまで聞いていて既に読むのも面倒になってくるだろう。
これこそがガヤルドを頻繁に動かすのが億劫になる理由だ。
ドライバーの体調がよく精神が安定しているときでないと運転できない。
速いのに超絶スローライフ
500馬力のスーパーカーなのに現代で乗ると超絶スローライフな体験ができるガヤルド。
仲間達とツーリングへ行くとウラカンに乗る友人などはプッシュスタートでエンジンを秒でかけ、ドライブモードに変更しさっと出発してしまう。
『まぁ待て。こっちはまだエンジンがかからん。』
こんな事はしょっちゅう。
その昔、キャブのハーレーでエンジンが落ち着くまで待って、、、なんて走りを楽しんでいたけれど、ガヤルドも同じ感じ。
ただ、この車インジェクションだと思うんだよな。