時々街乗りで活躍中のハイウェイキング。
冬になって高速道路には大量の凍結防止剤が撒かれている。標高の高いワインディングも凍結や積雪が心配で走れない。走行性能が自慢の愛車達は周辺ではどこでもパワーを発揮できないのでハイウェイキングが下道キングとして最近は活躍している。
ハーレーの独特の魅力
他にスポーツバイクも所有している事もあり脳内切り替えがまだ上手くいってない。
ワインディングを走ればペースを上げたくなってくるし、登坂車線に入れば遅い車を追い越したくなってしまう。
が、それらを他の乗り物と同じように行動すると死神と表情がよく見えるのがハーレー。常にハーレーはハーレーのココロを持って運転に望まなくてはならない。
そんな訳で最近はハイウェイキングにはスポーツバイクでは苦痛になりがちな、街中の走行に時々登場してもらっている。
通常のハーレーだと車高が低めで足つきが良いので街乗りはそんなには苦痛にならない事が多いが、このハイウェイキングは独特のシートのせいでとても足つきが悪い。それが運転するのが億劫になる原因の1つでもある。
ところでハーレーは独自のファン層を作り上げている。
自分のようにホンダのバイクが好きでカワサキも好きでスズキやヤマハも好きだ、常に他社製のバイクも乗り換え候補になる人は大勢いる。
しかしこれがハーレーになると、今乗ってるハーレーの次はどのハーレーにしようかな?しか選択肢がない人が大勢いるように見える。
悪いって事では無くて、それだけハーレーには人の心を引き付ける魅力があると言う事なのだろう。
また昔の購入ディーラーの常連さんで、いつお店に行っても必ずいるようなハーレーおじさんの話を聞いたことがある。
彼は今後のハーレーの車両価格に関するアンケートを求められたとき、車両金額についてはどう思うか?という質問に対して以下のように答えたという。
『本体価格をどーんと上げて欲しい。ちょっと興味持ったくらいの連中が手も足も出ない位に。本当に好きな人だけ乗っていればいい。金額見てビビっちゃうくらいの人はビビって遠くに行ってもらった方がいい。それでも欲しいって言う本当に好きな人間が増えればこんなにいい事はない。』
舐め腐った走りをするハーレー乗りが増えて自分達まで同じように見られたら大迷惑という話だった。
ハーレー乗りとしてのプライドが感じられる発言で今でも覚えている。
両側にハードケースがついているモデルなので雨に降られても大丈夫だし鍵もかかる。
近所のちょっとした買い物位なら理論上問題なく使える。
実際はバイクを出すのと出かける用意をするのが面倒なので四輪になるが。
6月に購入したハイウェイキングはようやく総走行距離が1000kmを超えた。1カ月で167kmずつ走っているような感じ。
ハーレーは走る楽しみ、愛でる楽しみ、いじる楽しみと色々な楽しみ方があるが、自分の場合は愛でる楽しみが一番大きい要素みたいだ。
そしてハーレーの魔力にやられ、多分買っても乗らないけれど見てると他のハーレーも欲しくなってくる。