旅の思い出はずっと消えない。
人生の経験。
昔、職場と家の往復しかしてなかった頃は視野が狭く心が狭く、器の小さいだけの人間だったと思う。
今は当時よりも外の世界を見る事ができて、目の前で起こる事が些細な事に見えるし広い視点で物事を見られるようになった。お金は経験に変えてこそ生きる。
20歳の頃の思い出
20歳の時に当時乗っていたハーレーのファットボーイ。
友人で国産アメリカン乗りのスケベと共に一緒に能登半島までツーリングに出かけた。
当時はETCも普及してないしそもそも高速道路を走るお金もない。
一番安い宿を予約して当日晴れる事を祈りながら準備を進めていたモノ。
その頃はスマホもないし、昨日の天気しかわからない。
未来の天気を知る事が出来るのは祈祷師かサイババだけだった。ホントに今に比べれば原始時代だったんだ。
当日、地図を見ながら迷いに迷って辿り着いた時の感動、途中で降られた大雨の寒さとその時対向から走ってきたライダーが手を振ってくれて励みになったこと、宿のオーナーと話をしたこと、温泉に入った事、駐車場で洗車をさせてくれた事、恥はかき捨てと言って浜辺でスケベにナンパさせようとしたがビビって出来なかった事など、、、。
あの時使った金額は当時の我々には巨額の4~5万円だったが、その4~5万円で10年以上経ってもこうして笑い合える思い出を作る事が出来ている。
こんなにコスパのいいお金の使い方が他にあるだろうか。
ここで自分が言いたいのは人生は有限だと言う事。
そして極力お金は経験に変えて欲しいと思う事だ。
人生の経験値が少ない人は圧倒的に視野が狭い。これはもう過去の人生で会った人全員に共通している。
経験もしてなければ想像する事も出来ない。
自分の狭い価値観の中でしか通用しない事を
『普通はさ~、、、。』
とか言って他者へ底辺理論を披露しまくる。
たくさんの経験をするとその中でいろんな経験をして人生が豊かになる。
人生が豊かになると視野も広がるし、何より自分の人生に満足している人は他人を攻撃しない。
忘れられない思い出に変えていく
毎日仕事のみの生活をしていると、例えば3年前の今日は何してた?と言われても思い出すことはできない。
『多分、働いてた、、、。誰と何を話したとか職場で何があったとかは覚えていない、、、。』
きっとこうなる。
記憶に残らない日々ばかりを量産しているのではなく、記憶に残る楽しい経験に変えて行った方が楽しい。
別にこんなことはお金が無くても出来る。
高級宿に行かなくてもお化け屋敷みたいな宿に泊まれば、きっとそこでしか得られない思い出ができる。
高級車で優雅に行く旅もいいが、軽自動車に過積載&オール下道で出かける旅なんて最高の思い出になるに違いない。
何にしても経験して損する事は無い。
自分の人生なんだから自分が主役だ。
自分が主役なんだから輝けるシーンは自分で1ページでも多く作ってしまおう。