のぶろぐ13。

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ガヤルド前期のインプレ:魅力的な走りとサウンド。

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ガヤルド前期のインプレ。

 

ガヤルド前期6MTを購入して2年近くが経過した。

毎月動かしていよいよ自分の車としても馴染んできたので2年ほどたった今、改めてインプレっぽい能書きを書き綴ってみようと思っている。

 

 

 

ランボルギーニ製の前期ガヤルド

ガヤルドは細かく分けると前期中期後期とあるが、多くの人が勘違いしているところがある。アウディとの共同開発として有名なガヤルドだが前期モデルにアウディと共同開発の安心感は無い。

 

その証拠にアウディ直噴エンジンに切り替わったR8と同じ5.2リッターの中期以降ガヤルドは、ほとんど故障らしい故障を聞いたことが無い。

 

自分は低走行のディーラー車を購入して、販売店でも基本的な消耗品は全交換し、怪しい箇所も整備してもらっている。

にもかかわらずこの2年弱の間に数十か所以上故障して整備を必要としている。

ボディのチリも信じられない程あって無くてあちこち、無理やり合わせようとしたけれど諦めて放置した結果が見える。

 

そしてそもそも前期はエンジンが違う。

F1エンジンで有名なコスワースランボルギーニの共同開発だそうだ。

余談だが、この共同開発って自分は疑っていて大抵片方はほとんど何もしてないようなケースが多い。

今回のケースで言えば、コスワースがエンジンを作って量産車として耐えうるV10エンジンを作った。そこにランボルギーニが自社のエンブレムを取りつけて共同開発と言っているのではないかと疑っている。

 

だがこれが最高に魅力的な面でもあり、このコスワースのV10エンジンがアウディ製V10には無い魔性の高音スーパーカーサウンドを奏でる。

ガヤルドの後継機であるウラカンEVOに乗る友人曰く

『F1マシンの音』

と褒めてもらえるほど快音を轟かす。

 

が、その代わりと言っては何だがめちゃくちゃ低い信頼性。

 

周りの前期ガヤルドオーナーで無故障で乗っている人は見たことない。

大抵が不動か重整備か火災。

F1マシンもちょっとしたことで壊れるので、ここもF1っぽいって事にしよう。

 

前期は間違いなくランボルギーニが組み立てているのでスーパーカーらしい高音、極悪燃費、質の低さを全て持っている。

後期だと音がレーシーな低い音に変わる。アウディが主導で作っているのが目で見てもわかる。アウディに何年も乗ってる人間が言うんだから間違いない。

 

どっちがいいかは好み。f:id:Nob13:20231222094939j:image

走行性能

年式の近い360モデナを所有していた時期もあったけれど、走行性能は相当違う。

前期であってもガヤルドの方が圧倒的に上。

高速走行時の安定感は凄い。

ある程度の速度を出しても安定しているのでスピード感が無いし、それを後ろで走っている人が見ても地面に張り付くように走って動かないから、安定しているのが見ていてわかると言わせるほど。

 

フェラーリよりランボルギーニの方がよっぽど見た目だけのハッタリカーだと思っていたけれど、全くそんな事は無かった。

 

欠点と言えば、マフラーを換えているせいかコスワースV10エンジンに由来するものなのかわからないけれど、低速トルクが細すぎる。

半クラだけで360モデナはぐんぐん前に進んだが、ガヤルド半クラだけではエンストしそう。回しても3000rpmくらいまではモッサリしているが、それを超えた途端かなり鋭いアクセルレスポンスに変わる。

 

ある程度の速度を保てる道は走っていて楽しい。

ただ、そある程度の車が求める速度域が高めなので日常生活では高速道路に限定されがち。

日本中によくある狭いワインディングは最悪。

街中の走行も疲れるだけ。

 

また回転数が高まってくると歌うようにキレイな高音サウンドを奏でるので、これは運転していて幸せを感じる瞬間。

サウンドはちょっとこもり気味。でも、2003年頃のコスワースV10搭載のF1エンジンの走行を見ると音がこもっている。同じ血統を感じる。

 

もう20年経った高齢モデルなので労わって乗る感じだが、それにしても全盛期の魅力は微塵も衰えていない素晴らしい走りとサウンドを見せるのは流石。

 

現代のマシンとは違う昔ながらの古典的な運転席。

好きな人が乗ると相当ハマると思う。

興味ない人からするとただのボロ車。

 

生活に役立つような事は何一つないけどね。
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