人生めぐり合わせ。
将来どんな事が起こるか、どんな未来が待っているかはその時になってみなければわからない。
縁あって自分の元に来た初期型ガヤルド、所有して1年半、12~13か所位しか故障せず個体の程度は抜群に良い。直せば直すほど愛着が湧いているのも事実。
実はガヤルドが欲しいなんて一言もいっとらん
自分はディアブロSVが欲しいと思っていて、懇意にしている車屋さんにもそう伝えてあった。
ただ、車屋さんが言うには一台の指名買いだとマジでいつになるかわからない。車が出てきても程度が悪ければ勧めないので本当に5年以上待ってもらったりするかもしれない、、、、。
そんな訳で他にも候補車種として
・ディアブロSV
・ムルシエラゴ 6MT
・360モデナ 6MT
辺りでいい個体が出てくればよろしく!!という話で待ち続けた2年間。
上記の車はどれも自分が若者だったとき、街中で追いかけていた頃の青春の車だ。
そして2年経っても全く出て来ず、もうどうでもよくなってきた頃に
自分の好きな要素が満載で
①高音が出る
②NA 5000cc V10
③100台位しか生産されなかったMT
⑤低走行
が決め手となり、現車を見ずに購入。
この手の車の世界はまさに縁。
出会った時に手を伸ばさないと手に入れる事は出来ない。
自分の好みを熟知している車屋さんがオススメだと言ってるのだから、それに乗るかと購入したガヤルド。
結果として、候補ではなかったことが奏功し事前の知識ゼロ。
まっさらな状態で楽しむことが出来ている。
程度がいいと言ってもそこはランボルギーニ。
経年による故障は勿論、クオリティの低い仕上げによる不具合は多少発生する。
そして修理するにも部品が無い。
ガヤルドでも結構手がかかるので、これより古いディアブロ欲しい熱はだいぶ冷めてしまった。
もう、私は40℃の真夏にエアコンの効かない車に乗るのは嫌じゃ、、、
と。
定期的に動かしている。
高速道路のみを使ってのんびりドライブ。
ランボルギーニなんて見た目だけのハッタリ車だと思っていたが、ガヤルドは乗ってビックリ仰天。
リアルスポーツだった。
あと、ガヤルドはアウディと共同開発という知識もあったが前期は別だ。
バンパーのズレ、非対称のインテリア(仕上げの技術的な問題)、信じられない箇所の故障などはしっかりランボルギーニのそれを受け継いでいる。
部品はいくつかアウディから供給されただろうが組み立ては絶対にイタリア人だ!
もしくは犬。
マイスターと名のつく人達がやった仕事とは思えない。
反対に後期ガヤルドに乗る友人は全く手がかからないという。
見た目も現代的でカッコよく洗練された後期か、魔性の高音が出るロークオリティな前期か。
オススメは後期だ。
ファミリカーに混ざって走る。
現代の車は現代の車の魅力があって良い。
古い車には当時のそのままの古い車の魅力がある。
自分が憧れて追いかけまわしていた頃の車の音がする。
アクセルを踏み込めばどこまででも伸びていく高音と加速がシンクロする様は当時の思い出と相まって感傷的になる。
今のところ他に欲しいバイクはあっても欲しい車は無いので、大切に直しながら乗って行こうと思う。