全てが規格外。
私は車よりもバイクの方が好きなのでいろんなバイクに興味津々。
それぞれ個性があり乗り比べると違いがあって楽しいが、このゴールドウイングは完全に規格外性能。通常のバイクで使われる部品点数の4倍と言われるゴールドウイング。しっかりまとめ上げられていて凄い。
規格外性能は走行距離に現れる
長距離ツーリングに憧れるものの、実際に遠くに行くとなると色々大変で二の足を踏んでしまう。
バイクは荷物積める量も少ないし体も疲れる。何より遠くに行ったらその距離を帰って来なくてはいけない。そう考えるとあまり遠くへ行くのも億劫に。
だから結局大荷物を持って行かなくて済む近場を多く走っていたけれど、このゴールドウイングを購入してからどうも様子がおかしい。
これだけ出不精の自分がゴールドウイング購入後の一カ月の走行距離が2780kmだ。
しかもこれは一台だけを乗り続けてではなく、他のバイクや車も乗りながら達成した距離なので、これだけでもいかにこのバイクが出不精を外に連れ出してくれるバイクかがわかる。
勿論、買ったばかりで楽しい補正がかかっている事はある。間違いなく。
大抵、どんな車もバイクも購入して2週間もすると飽きる。
満足する。
が、このゴールドウイングは一カ月経っても全然平気。
乗っても乗っても乗り足りない。
楽だし、楽なだけではなく運転していて本当に楽しい。
考えてみれば当然で、四輪の普通車は荷物や人、燃費、維持費、使い勝手サイズ感、スライドドア等走りに関すること以外にもたくさんの事を気遣わなくては売れない。
日本で大人気の超高級ミニバンもセンター1席の1人乗り仕様だったら、こんなに街中で見る事はないだろう。
それに比べてバイクはそのほとんどを走りに振る事が出来る。
快適さのためのサスペンション作り、楽しさのための7速DCT、長距離を快適に走るための1人で乗るのに1800ccを超える6気筒エンジン、フカフカのシートと走りを楽しめるようにたくさんのコストがかけられている。
これらが最高レベルにあるゴールドウイングは車より快適に走れる。
午前中は子どもを連れて公園に遊びに行って来た。
午後はゴールドウイングに乗ってお出かけ。他にも乗り物あってもゴールドウイングの稼働率が上がる。
軽井沢に遊びに来て妻に何か欲しいモノがないかと聞いたら
『フライパン2つと鍋をお願い。』
出先の急なお願いでこの要求に耐えられるバイク乗りは少ないぞ。
絶対に積めない。
しかもこの日はジャケットを2つ、大きなトートバッグまで既に積んできている。
で、さっき靴まで買ってしまった。
フライパン2つと手鍋、大人用の大きい靴を買った。
ゴールドウイング以外のバイクだったら積むのが困難な量。
一番大きいトップケースに
・鍋
・フライパン2つ
・大きなトートバッグ(一眼レフ、カッパ、帽子、財布、サングラス2種類、汚れ拭き用クロス2枚、リップクリームハンドクリーム等が入る)
・プロテクター入りメッシュジャケット
が入った。
靴はパニアケースに。
まだ物が入るパニアケース。反対側は空っぽ。
これだけの荷物が収納できるバイクはなかなか無い。
バイク乗ってる人ならわかるはず。
上記の荷物リストを聞いただけで『無理無理無理!』って言うよきっと。
で、車体自体も重いからこれだけ荷物が増えたところで特に走りは変わらず。
快適な走行で自宅に戻った。
自宅へ戻ると娘が早速開梱。
鍋の使い勝手を確かめている。
気に入ったらしい。おままごと用に買ったわけではないが。
走りも完璧、積載力も最強。そしてレギュラーガソリン仕様でリッター20km。
問題が1つあるとすれば専用部品のみで作られているので交換部品が高いのと、他のバイクで長距離走るのが苦行に思えてしまう事だ。