ホンダバイクのフラッグシップ。
今年のどこかのタイミングでたまたま生産枠が確保できたゴールドウイング。
年産500台しか作られない手組で作られるゴールドウイングを注文し、先日ついに納車された。上がりのバイクの言われるフラッグシップ機を手に入れて大満足な日。
年齢とともに興味が速さから快適性へ
その昔はバイクは速さが一番重要だった。
とにかく速くてカッコいいものだが大好きだったが、今では違う。
遅くても良し。
もう目を吊り上げて運転するような事もない。
事故を起こしたら周りに迷惑が掛かる。
安全運転で出かけて、旅先でその土地のお土産を買ったりして帰って来るのが一番楽しい。そうなると速いけれど猛烈にキツイ姿勢のスポーツバイクより、快適性が高いバイクが興味が出てくる。
勿論速いバイクも好きだが。
ゴールドウイングは2018年だったか、、、にフルモデルチェンジして随分とカッコ良くなった。それまでは”おじさんバイク”と形容されるそのまんまの、おっさんの自分が見てもかっこわる、、、と口に出して言ってしまう見た目をしていた。
が、最新型はそんなカッコ悪さがなくなり今どきのデザインになった。
実際スリムになって細くなった分防風性能などは多少落ちているようだけど、ちょっと全体的に若返ったような雰囲気だ。
バイクは風を感じられるのが魅力だけど、風を直撃して走り続けると疲れる。
風を防ぐ装備が何もないバイクは見た目が良いが、高速道路を長時間走ると意識が朦朧としてくる。
防風性能が高すぎるバイクに乗ると風が当たらなくて暑いし、見た目がカッコ悪くなってくる。
このバランスが難しいんだ。
ゴールドウイングは前作までの防風性能全開のような見た目から、75%位まで落として代わりにスリムにカッコよくなったんだ。
この変化は大歓迎。
ゴールドウイング納車される
ゴールドウイングが届く連絡を受けてディーラーへ書類を持って行って来た。
納車日も相談し、いよいよ持って来てもらう事になったんだ。
自分のガレージにやってきたゴールドウイングを見て思ったのは大きい!ということ。
ハーレーのハイウェイキングもラージサイズなので同じくらいの気持ちでいたけれど、全然ゴールドウイングの方が大きい。実際はそんなに変わらないのかもしれないけれど、高さもあるので余計に大きく感じる。
各部の仕上げもお金がかかっているのがわかる見た目で、所有欲もバッチリ満たしてくれる。
今日は曇り空だが早速乗ってきた。
人生初めてのバイクのオートマ。クラッチが無い低速の右左折が怖すぎる!
なるべく広い道を通ってきた。
流石ホンダというべきところは、オートマ初心者でも特別な運転技術が必要なく、少し乗ればすぐに順応できるようなセッティングになっている。
死角も無く運転感覚、車両感覚も掴みやすい。
ただ、低速時は400kgの車体が不安定になるのでグラグラしてめちゃくちゃ怖い。
慣れれば問題なさそうだが、慣れてないので低速時はぐらつく。
想定しているより僅かにでも余分に傾いたらもう支えられないので恐怖。
フロントフェイス。
以下が旧型のゴールドウイング。(バイクブロスより)
旧型のフロント&リア。(バイクブロスより)
旧型のサイドシルエット。(バイクブロスより)
旧型のサイドシルエット左側。(バイクブロスより)
↑それがこのようなデザインに生まれ変わった。(現行モデル)
かなり痩せた。
灯火類は全てLED。
7速DCT。
低速でもギクシャクしない。
ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション。
運転席からはぴょこぴょこ動いているのが見える。
賑やかな左手側スイッチ。
センターのスイッチ類。
ファーストインプレッション
人生で初めてゴールドウイングに乗ったざっくりとした感想。
最高!
この一言に尽きる。
快適性が別次元。
サスペンションのフワフワ加減といい、体のどこも痛くならない姿勢や肉厚すぎるシート、DCTの制御と運転の楽さ。
のんびりと流していると移動する露天風呂にでも入っているようだ。
このバイクで日帰り1000km走るキチガイな人達の気持ちがわかった。
自分には多分無理だが、このバイクならできると思う。
今までのバイクにあった
・速いが故の運転姿勢の辛さ
・姿勢は楽だけど上体が起きてるから風圧が辛い
・運転時のエンジンの微振動や路面からの衝撃
などのあらゆる疲労原因となりうる要素がなくなり、ゴールドウイングに乗ってる時の体力の消費はリビングのソファに座っている時と同等のスピードだ。
ホントにすごい。
バイク好きだから色々乗ってるけれど、ゴールドウイングの快適性能は他のバイクの頭2つか3つくらいは飛び抜けてる気がする。
これから旅の相棒として活躍してもらうつもり。
納車されたその日の感想としては、もう他のバイク全部いらないやくらいの衝撃が走った。
その位、素晴らしいバイクだと思った。