多分、梅の花。
花粉を猛烈に喰らうがせっかくポカポカ陽気の週末だから家で寝ている訳にはいかない。初回点検の1000kmを目指してVFR800Fでミニツーリングに出かける。
目的地はなんか木に花が咲いてるところだ!多分梅の花!
VFR800Fのアナログの良さ
2022年モデルの最終型を買っているにも関わらずVFR800Fにはグリップヒーターくらいしか先進装備?はついておらず全てが古典的だ。
どうでもいい感じの後付け感が半端ないトラクションコントロールがついているものの、現代のバイクの主流の走行モードをスポーツ等に切り替える事は出来ない。
滑りそうになった時に介入するようにするか、しないかだけだ。
高回転のパワーを楽しもうと思ったら6400rpmのVTECが発動する領域をキープする必要がある。クラッチもやや重めでスリッパークラッチ(ラフにクラッチを繋いでもギアのショックが無いように滑らせてくれる)も無い。
キチンと丁寧に基本に立ち返って運転しないと、変速の度にガクガクしてしまうのがVFR800Fだ。
しばらく乗ってみて、この古典的な乗り味が癖になってきている。
最初は補助輪付きの車に慣れ切った体では上手に操作することが出来ず、まるで初心者や犬が運転する車のようにガクガクしながら運転していた。
それが数100キロ走った今ではバイクの癖がわかってきて、納車された直後よりも格段に上手に乗れるようになったとうぬぼれている。
先日無いものねだりという記事を書いたがまさにそれで不便だと便利に憧れる。
しかし便利に慣れ切った体には不便な要素が多い乗り物がとても楽しい。
今やバイクの世界でもDCTを始めオートマ及びオートマ感覚で乗れるバイクが増えてきている。
道中のほど良いワインディングを走って目的地に到着。
このコーナーは2速で曲がるのか3速で曲がるのか、バイクと対話しながら運転するのが面白い。
VFR800Fは生産終了になったのが2022年の10月。自分が購入したのが同年11月だったか12月。
その時点でオプションパーツはほぼ全てなし。
パニアケースも無し、クイックシフターも無し、その他色々なし。
ホンダのこのVFR800Fに対する想いを感じる。
ホンダめ。
それにしても素性の良い楽しいバイクである事は間違いない。
ホントに派手さがなく、滅茶苦茶デザインが、、、でも走りが、、、でもサウンドがでも無く、、、なんとなくいい。
コストのかかる片持ちスイングアームが採用されてる。
でもサイレンサーが邪魔で見えない。
実にホンダらしい。
これが妙にツボにはまっている。
外すのが面倒でつけっぱなしのバッグも役に立っている。
普段の撮影用カメラや帰りにスーパーで買い物した時もそのまま持ち帰れる。
花粉は酷いが花が咲いて緑が増えて来た。
生命の息吹を感じて嬉しく思う。
また天気の良い日に来たいと思ってる。