乗り比べてわかる魅力。
最近VFR愛が止まらない。
先日ハーレーを購入した。初めて乗ったバイクがアメリカンであり2台目に購入したのもハーレーだった。つまりハーレーは自分自身のバイクのルーツな訳だが、先日購入したハーレーに乗った後にVFRに乗ると、その乗り手に寄り添った優しさと乗りやすさが素晴らしく、バイクはこれ一台でいいかもしれないとすら思った。
その位乗れば乗るほど魅力が溢れるVFR800F。
ハーレーは昔から変わらず
ハーレーは昔から何も変わっていない、
ハンドルやブレーキ、クラッチやシートが標準的な日本人には全てが遠いしクラッチも日常的にハンバーガーを食べ続けていないと握り切る事は出来ない程重い。
我々170cm台の小柄な日本人が乗ると体が”く”の字になるのが昔からのお約束。
それをカスタムで何とかして乗りやすくしていくのだが、標準仕様では容赦なきハンバーガー仕様なセッティングになっている。
で、先日購入したハイウェイキングはまさにスタイルがいい、見た目が超重要なモデルなのでなるべくならカスタムせずに乗りたい。
あのモデルはいわばメーカーカスタムだ。
100年以上の歴史を持つブランドのプロ達がこれが良いとスタイルを整えて発表したのだ。
自分のように全裸のアジア人男性に口やアソコを出される筋合いはないだろう。
自分もわかっているのでそれを尊重している。
で、そのハーレーに乗っているとやはりウィンカーも遠いしハンドルも遠いしブレーキもとっさの時に踏み切れない程遠い。
シートが高くて足つきが悪い。
まるでお父さんのジャケットを着た子どものように全てがブカブカなんだ。
これに数回続けて乗った後にVFR800Fに乗ったらまぁ乗りやすい事!!
ホンダは神かと思う位素晴らしい乗りやすさで、バイクはこの一台さえあればあとは何もいらないと思えるほど感激した。
ハイウェイキングは美しいし素晴らしい。
ハイウェイの王様と名前もついているし大型のウィンドシールドも1868ccの排気量も全てが贅沢仕様だが、その走りは800ccしかないVFRに劣る。
高速道路はあまり得意ではない。
シートが高いのでウィンドシールドから顔が出てしまい、風が常時ヘルメットに当たる。
写真のような農道を法定速度で走り続けるのが丁度良い。
ホンダのモンキーと同じだろう。
対してVFR800FはV4エンジンの鼓動感もハーレーに負けずサウンドも良い。
ウィンドプロテクションもバッチリだが、ライダーが心地良いと感じる程度の風は常時体に当たるようになっている。
計算されつくされた空力性能。
ハンドルは近くてウィンカーも手が届きやすくブレーキのタッチも良い。
神経質なところが何一つなく素晴らしい乗り心地だ。
マフラーを換えた事で鼓動感も増し、もう既に『このバイク一台あれば後のバイクはいらない。』とすら思える。
VFRを購入した時は割と気軽にV4エンジン乗ってみたい!位の気持ちで飛びつき、飽きたら売ればいいやと思っていた。
今のところ納車を何倍も楽しみにしていたどのバイクよりも気に入っている。
まだまだ世の中にはこんなバイクがたくさんあるのかもしれない。
もう置く場所も無いのでバイクを買うのは辞めようと思っているが、まだ出会ってないだけの最高のパートナーの存在も気になる気がする。
もう買わないが。