ウルトラ動力性能。
発売されてもう10年になるS1000RR。
クイックシフターがアップしか対応していないなど時代を感じさせるところもあるけれど、動力性能に関しては文句なしに最強。そしてサウンドもヤバイ。
音量も大きいけれど音質がスーパーカー的なアドレナリンが出るサウンドなのよね。
長年の疑問も解決した今日。
高性能すぎるが故
ずっと疑問だったことがあった。
最近一番のお気に入りで断トツの稼働率を誇るホンダのVFR800F。
とても乗りやすくて楽しくて、現在自分はどっぷりとV4エンジンの虜になっている状態。乗りやすいからだろうか、S1000RRよりもタイヤを端まで使えている。
自分にはこのバイクの方が合っているのだろうか。
それとも、それほど速さを感じさせないこのバイクの走りは究極の安定感から来るものなのだろうか。
何にせよ、VFR800Fの方がS1000RRよりもキレイにタイヤを端まで使えているんだ。
で今日は2カ月ぶりにS1000RRを動かしてみた。
走るコースはいつもVFRで快走している緑に囲まれてアップダウンやコーナーだらけのニュルブルクリンクみたいなコースだ。
始動して走り出す。
ライディングポジションがコンパクト。
VFRに比べて体育座りに近い姿勢で運転する事になり、ツーリング的な観点で言えば非常に窮屈。
この辺もVFRが乗りやすいと思うポイント。
しかしアクセルを開けて行った時のアドレナリンが出るサウンドと笑えるほどの加速感は尋常ではない。ホントに、ホントにいつ乗っても痺れる。
で乗っていて気づいた。
コーナー中バイクがほとんど寝ていない。
にもかかわらずVFRで走る時よりもコーナリングスピードは速い。
なるほど!
このバイクは寝かさなくても曲がれる。逆にもっともっと寝かせて走る事が出来るマージンがこんなにも残っている。
VFRは同じコーナーで結構いっぱいいっぱいまで使う。
ほほー!比べてわかる。こんな違いがあった。
加速力も減速も尋常ではない。自分が乗っている限りはマシンに乗せられている感が半端ない。
だからきっと、手の内感がある(VFRに怒られそうだが)気がするVFRが楽しいと感じる。
回しきれる楽しさというかね。
S1000RRはアクセル開度0~30%位の間を行き来してるだけ。
それだけでもアドレナリンが出るサウンドと加速力を見せて聞かせてくれる。
さて木陰を発見して小休憩。
さっき道を譲ってくれたバイクが後からやってきたので手を振る。
ありがとう!
木陰で涼しい、、、どころじゃない気温になりつつある。
少し走ればこんな道があるのが田舎の魅力。
もう少しで2万km達成。
目標の10万kmまであと8万km。
休憩を終えて先に進む。
遅い乗り物にしか乗れないときはわからなかったけれど、動力性能が高いのはストレスが無い。僅かにアクセルをひねれば加速するし、僅かにブレーキを引けば強烈に減速する。
走る事が楽しい。
エコカーになればなるほど、こういった要素がなくなっていくので車の運転から興味がなくなりがち。
潜在的な車好きを叩き起こすためにも教習所で一度、動力性能の高い乗り物の教習があってもいいと思うけどな。