今は大半の車がオートマ。
世の中オートマ全盛の時代だ。もはやスーパースポーツですらMT車を探すのは難しい。当然速く走るならF1でそうであるようにオートマ一択だが、趣味で自動車を楽しむのならMT車は是非ともオススメしたい。
下手だけどMT好き
現在所有している車とバイク。今後納車される車とバイクもオートマなのは現在所有のアウディQ8のみで残りは全てMT車だ。
ただ好きなだけであって上手な訳ではないし、ドライビングテクニックを磨こうとかそんな心意気も無い。
強いて言うなら助手席に人を乗せた時、言われなければMT車に乗ってるとわからないくらいスムーズに運転したいと思っている位。
あとは坂道発進で後続車に激突しないようにしたい。
MT車の醍醐味は上手に乗れた時の達成感と満足感。
いつもよりもショック無くギアを繋げたとか減速時に過度なエンジンブレーキをかけずに停まれた。変速時のタイミングがピッタリで映画の車のサウンドのような素晴らしいタイミングで変速出来たとか。
信号で停まるのは大抵誰でも鬱陶しいと思うけれど、その都度毎回こんな小さなイベントが起こる。
開けた道で加速するときには1速で引っ張るのか早い段階で2速に切り替えるのかも考える。
ただまっすぐ走らせて停まるだけで結構な大冒険になるので趣味としては最高だ。
例えMT免許を持っていたとしても免許取得以来ずっと乗ってなくて、その状態でMTのランボルギーニを都会の知らない街から乗って帰って来るなんてこんな恐怖なイベントは無い。
最初はその車の特徴がわからないけれど、段々と理解して
『なるほどね。こういう時は今みたいに変速してあげるとご機嫌で切り替わるのか。』こうした車との会話が楽しい。
だから周りの人が自分の事をどう見てるとか車で目立ちたいとか全くなし。
車との対話のみ。
それが楽しいんだ。
バイクの場合
知らない人のために話しておくと基本的なバイクはそれぞれこんな様子だ。
右手:アクセル、フロントブレーキ
左手:クラッチ、ウィンカー等
右足:後輪ブレーキ
左足:ギアチェンジペダル
車と一番違うのはここにバランスという要素が追加される。
車は怖い時はゆっくり走るといいがバイクはゆっくり走ると不安定になり、より運転が難しくなる。
バイクによって違うのでこれも対話を楽しむ時間が楽しい。
現代では出来の良いオートマが増えて
『マニュアル車のように変速できる!』という売り文句も多い。
しかしマニュアル車のように運転できるオートマ車とマニュアル車では全く違う。
可愛い少女のようなおじさんか可愛い少女かくらいの違いがある。
やはりクラッチを踏んで自らギアレバーを変える感覚は捨てがたい。
是非一人でも多くの車好きのお兄さんお姉さんに体験してほしい。そして同乗者と一緒にMT車に乗り
『お!今すごいいい感じに変速できたけどどうだった!?』
『ゴメン、全然気にしてなかった。』
こういう車の楽しみを共有する会話をして欲しいと思っている。