愛しのV4エンジン。
ここの所ホンダのバイクを連続して購入しているが、バイクも勿論だがお店の雰囲気がとても良い。人が良いとまたこの人から買いたいと思う。これこそが営業がいる意味だと思う。先日行った国産四輪ディーラーでは全く逆の事が起こったが。
VFRが納車になるのでバイクを取りに行って来た。
初めての恐怖の交差点
バイクは基本的にはマニュアルなのでクラッチが何処で繋がるか、どの位のフィーリングかもわからない状態で、いきなり大きな交差点の右折は少々ビビる。
丁度同じ日に納車の人がいたのだがやっぱり同じことを言っていた。お互い新しいバイクなので倒したくないのは同じ。
さて、バイク屋さんまで連れてってもらい納車の手続き。
書類等は既に貰っているので操作説明。
新車のバイクでも作りは昔ながらなので今の最先端のバイクほど説明する事もない。
これがエンジンスタートのボタン、これがウィンカー。
以上だ。
シートの外し方や取扱説明を受けて出発する。
ありがたい事にこのバイクもETCが標準装備でグリップヒーターも5段階でついている。
12月の寒い時期なので先日購入したウィンターコートに電熱ベストのオプションも装着して完全装備で望んだ。
手前が自分のVFR800F。
奥は他のお客さんが納車されたCB。
磨き甲斐がありそうなタンクやカウルの塗装にわくわく。
何十年も前の往年のレーシングカラーを纏ったVFR。
最高回転数は11500rpm。
V型4気筒エンジン。
四輪の性能に換算すると
馬力 約428ps
トルク 31.6kgf・m
位に相当。
総走行距離は3kmからスタート。
ガソリンが朝葉っぱについた水滴位しか入っていないのでまずは給油。
既に点滅状態。
重たいクラッチを握ってビビりながら発進。
お店のスタッフも不安そうに見守る。
ガソリン給油。
ホンダのバイクの素晴らしいところはこのVFRもCB1100EXもどちらもレギュラーガソリン車。バイクは基本ハイオクガソリンだと思っていたので嬉しい。
エンジンがスリムに出来るのがメリットの1つなV4エンジン。
これは素人の自分が乗ってもよくわかる。このスポーツタイプな見た目なのに股下が細いので足つきが驚くほど良い。
スポーツ系は足つきが悪いのが当たり前なので基本つま先立ち。
これが慣れないバイクだと結構怖かったりするんだ。
片足のつま先立ちで200kg以上の鉄の塊を支えてるわけだからね。
グリップヒーターや電熱ベストなどの文明の利器を使い、そのままワインディングに持ち込んだ。まだ慣らし中だしタイヤも新品なので無理はせず、最高回転数の半分縛りで。
ファーストインプレッション
回転数半分縛りだから余計にだけど、レーシーなガルルルというサウンドから想像するほどパワーはなくむしろ出だしはかなりマイルド。
2速で7000rpmとかまで回すとガチSSはワープする速度に近づくが、VFRは気持ちいい加速に感じるくらいのレベル。しかし音は回すほど激しい。
7500rpmや8000rpmからVTECが作動して一気に弾けるような加速が待っているらしいので、そこからが本領発揮なのかも。
大切に長く乗りたいのでそこまでは回さず下の回転数で楽しむ。
慣らし中。
ブレーキもマイルドで最初は効かなくてビビる。
でもこれが少し乗ってると段々神経質なところが無くて楽に感じるように。
ホンダも大人のツーリングバイクと謳っていたけれどこの事かなと。
走行中の姿勢も楽だし視界も良い。
発進時に神経質なところがないしブレーキも初期制動はかなり弱め。これはまだ乗り始めたばかりだからかもしれないけれど。
先日購入したCB1100EXにどことなく通じる安楽さがある。
クラッチはやや重め。
まだ50km位しか走ってないので詳細については語れない。
しかし第一印象は想像以上に優しいバイクだった。
これから慣らしを進めてバイクの本領発揮の高回転域も楽しんでみたいと思っている。