万能なコンパクトカー。
この度、車の乗り換えにより売却することになったアウディA3。直前まで残すかどうか考えたのだが、趣味車ならまだしも家に足車が何台もあっても仕方がないので売却することにした。約5年間日常の、そして旅行の相棒として大活躍してくれたアウディA3のレビューをまとめる。
静粛性見た目燃費、そして走り良しの万能マシン
輸入車購入の一番の障壁は何と言っても先祖代々5000年前から刷り込まれてきた『外車は壊れる』という故障リスクに関する心配だろう。
自分の場合2016年モデルを購入して2021年まで約5年間乗ったわけだが、故障して入庫した事は一度もない。
アイドリングストップの故障、、、などとエラーが出たことはあるけれど、一日経つと自然治癒している。
他の車に浮気しようとして倍以上高い車に試乗などしてみるものの、車内の静粛性や走りなどは遜色ないどころかA3が勝っている所も多い。
先日もボルボのXC90の代車を2日間借りて乗ったのだが、その後にA3に乗るとA3の方が静粛性も乗り心地も良い。ついでに加速感も。
高速道路を走っていても100km/h走行位では、アクセルの上に軽く足を乗せているだけで充分だし、他の人を乗せると助手席や後席に乗っていても車がピタッと安定しているのがわかる、、、と口ぐちに言う。
そして、ほとんど全員がいう事が”車内が静か”。
エンジンがかかっていても、信号待ちではアイドリングストップしていると思われるほど無音。
車両が熟成を重ねたゴルフと共有している事も大きいが、それにしてもコスパ最高の車である。
アウディは全般にシンプルな引き算のデザインなので、年数が経っても古く見えない車が多い。そしてワーゲングループの車両は塗装がキレイだ。
磨くと光り輝く。
走りも良いのに燃費は16km位走る。
ちなみに純正でもスピーカーの音質はかなり良い。
本当に良い車だ。メリットだらけだ。
アウディA3'16の欠点
特段大きな欠点は無いのだが、強いて言うのであれば、、、というところを何点か上げる。
ワーゲンのコンパクトカーゴルフと共有のシャシーなのに、後席はゴルフとは比べ物にならない程狭い。
また後席背もたれも立ち気味で足元も狭いのでかなり閉塞感があり、身長165cm以上の人が長時間の移動で乗ると疲労感が大きい。
子どもや女性なら良いが、A3の後席にアウディのイメージから来る快適性は後席にはないかも。
そしてもうひとつはこの世代のMMIナビは使いづらい。
マップの拡大縮小も手元のダイヤルで操作するのだが、5年乗った今でもいまだにどっちにまわしたら拡大縮小するのか覚えられないし、またその反応も遅い。
曲がる場所の案内も遅かったりして、現代の便利なナビに慣れると使いづらさを感じる。
しかし逆に言うと気になるネガなところはこのくらいだ。
後は良い所の方が多い。
もっとあちこち壊れてくれた方がブログネタには良いのだが、ぶつけられた位で特段故障らしい故障は一度もなかった。
維持費もかからないし優等生を絵にかいたような車だ。
アウディってすごい。
今後中古でこのくらいの年式のアウディや、もっと新しいアウディの車を検討している人には間違いなくお勧めできる。
またコンパクトカーに乗りたくなったら次は、白いA3を買いたいと思うほど気に入っている。
今回の売却することになったのは、子どもが生まれたことで大きめサイズのファミリーカーを購入するのが理由。
そして、最近のA3の出動頻度が月間走行距離20km未満な事。
だから2台所有せず手放すことにした。
このブログを書いている時点ではまだガレージに入っているのだが、本当に良い車だ。
長く乗れば乗るほどその良さがわかる。