電気自動車は以前に比べれば性能も上がり国内でもユーザーが増えてきているものの、周囲を見渡せば俄然ガソリン車が大人気。
集合住宅住まいであれば自由に充電設備の取り付けや利用ができないなど、まだ制約が多そう。ベンツの営業さんに聞いてみたら胸を張って『EVはオススメしない』と言っていた。
気になる電気自動車
どこも不具合もないが最近ではほとんど車を使う事が無く、また趣味性も無いためほとんどの時間をガレージで過ごしている。
それなのでまだ値段が残っているうちに売却して他の車でも、、、と各種BMW、アウディ、ベンツ他を探して回っていたが、どれもほとんど差が無く買い替えるまでの動機付けにならないのが現状。
そして新車では恐ろしくて買えないが、中古であればハイスペックEVが半値で買える事を知ってかつ、ベンツのEQSであれば満タン充電で700km位走る事ができる事実を知ってディーラーへ話を聞きに行って来た。
走行可能距離500km未満は面倒。
30分の急速充電が、、、ていうけれど、その30分が面倒。
何なら通勤時間帯だと一般道では混雑で時間がかかる道なら、例え移動距離が5kmしかなかったとしても高速道路を使う生活をしている。
その位時間を大切にしている。
出先で30分も車のために時間を費やすのは有効的な使い方とは思えない。
しかし700km以上も走れるのであれば話は別。
普段移動する範囲内なら出先で充電の必要が無い。これはいいかも!
一度乗ってみたいと思った。
ショールームに到着するとEQSの試乗車は無くEQS SUVであればあると。
SUVじゃない方が良かったが、せっかく来たので参考に乗らせてもらう事にした。1549万円から。
大きさはよくある普通のSUVのサイズ。
特段大きすぎるとか幅が広すぎるとかは無い。
それよりも、何となく正月太りしたコンパクトカーみたいなデザインがカッコ悪い。
運転は興味ないので後席に乗ってドライブしてもらったのだが、アウディQ4で気になった電子音は無くて、後席に乗っている限り電気自動車に乗ってる感はゼロ。
よくさ、その辺の評論家がEVはエンジンが無い分エンジン音が無く、静粛性はかなり高い、、、みたいなこと言うじゃない?
ドイツ製フラッグシップクラスならガソリン車でも車内にエンジン音なんて入って来ないからほとんど同じよ。
つまり普段乗っているアウディと静粛性は同等。
しかし、タイヤが21インチで大きいせいか突き上げはかなり気になる。
縦方向に衝撃が来るだけではなく、横揺れも多く特に後席は快適とは言い難い。
街中の走行では絶対に後席で手帳にメモなんて書けないし、コーヒーも満タンに入れたらこぼす位揺れる。やはりSUVである限り、乗り心地を追求するのは限界があるようだ。
それで走行可能距離だが満タンの充電で走行可能距離が420kmと表示。
車重も約3tもあるし無理もないだろうが、単純に走行距離だけを見れば不十分。見た目もカッコよくないし選ぶならEQS。
ショールームに戻ってきて担当さんと話した。
EQS興味あるけど他のお客さんからも問い合わせある?
担『全くありません!』
EQSとEQS SUVはどちらが人気?
担『どちらも不人気です!!』
それだと買ってみて合わないからと気軽に手放せなそうね。
担『リセールは破滅的です!これだけは胸を張って言えます!本当に想像を下回ります!』
その上でEQSとEQS SUVで選ぶとしたらどちらがオススメ?
担『はい!ガソリンモデルのSクラスです!EVは購入後お客様と特に買取の話になった時に関係が悪くなったりトラブルになる事が怖いので、なるべく売りたくないです。』
なんだそうで。
確かにEQS調べてみたら新車価格の半値位でたくさん売られている。一年落ちで737万円とか。中古販売価格の6割で買い取ったとすれば約443万円。
乗り出し1600万円で買って1年で8000km乗って1157万円落ちでは涙で水たまりができる人もいるだろう。
ドイツ車って全体的にそういう傾向はあるけれど。
以下中古車の例。
以前ホンダeが気になってホンダディーラーへ行った時、お店のスタッフはここだけの話だけど正直EVは売りたくない、理由はお客さんとトラブルになる可能性があるからと言っていた。
ベンツの営業さんもトラブルになるから売りたくないと言っていた。
どこかのブランドでは抱き合わせ販売で、まるでハッピーセットのようにお客さんの欲しいモデルをエサに電気自動車を売る会社もあるのだそうだ。
あくまで噂なので本当かどうかは知る由もないが。