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考える事を放棄している人が多いように見える。
相手の立場に立って考えたり、ほんの少し考えればわかりそうな事でも、びっくりするほど的外れな答えをしてくる人がいる。大概そういう人って自分の意見だけははっきり言うものの、考える事は放棄しているように見える人が多い。
その理由について考えてみた。
高齢化は原因の1つだが若者にもとても多い
いくつか例を挙げてみよう。
お金持ちをうらやましがるだけの人
最近、”お金持ちはいいよね~”と言い続けている人を見た。
何か事あるごとに『お金がある人ならね~。お金がある人はいいよねぇ~。はぁぁ、、。』
と言っていて、世の中のお金持ちは元々恵まれた家庭に生まれた人だと信じ切っている。勿論、そういう人もいるだろうけれど極貧から這い上がった人だって多い。
でも、そっち側のお金持ちはノーカウントだ。
つまり自分は恵まれなかった、という事なのかもしれないが、そう気づいて疑問を持ったのであればスタート地点には立っていると自分は考える。
しかし、その先は無いのだ。
どうしてお金持ちなのか、どうやったらお金持ちになれるのかなどは一切興味ない。
ただひたすらお金を持っている人を羨ましいと思って、何年も何10年も過ごし続けている。
自分は忙しい人間だから周りに合わせてもらうしか無いという30代
特に親しくもない人だが、昔知り合った人に工場勤めの30代前半の女性で、とにかく時間が無いという人がいた。
朝から夜まで工場に勤め、休みは週に1日。
帰りも遅く、YouTubeを見たり疲れて横になったりしていると、あっという間に寝る時間になってしまうので、何か違う事に挑戦する時間もないのだという。
数少ない友人には”基本的に自分は忙しいしお金もないので、周りに私の都合に合わせてもらってるし、友人の行きたいところに一緒に行くときは私の分も出してもらっている”と言っていた。
将来の目標は近所の地元民と結婚して幸せになる事だと言っていた。
自分のような外部の人間が見ていると、世界が半径2メートル位しか無いように見える。
自治会が世界の全ての老人
県内で引っ越すたびに100%の確率で現れる自治会命の老人。
自治会は任意団体なのだが、
『法律で自治会には入らなくちゃいけない事になっている!』
『入らない人間は罰金を払わないといけない事になっている!』
『うちはいい自治会だから文句をいう家庭は一つもない。だが、一軒入らない事を認めたら全員自治会から抜けてしまう!責任とれるのか??!』
こういう知性の塊みたいな事を話してくれたが、彼らは新しい事を覚えるストレージは残っていないように見える。年寄りな事もあるだろうが、多分若い頃も同じ性格だっただろう。
貧富の差と聞いて思う事
貧富の差が大きくなっているというが、常に自分自身が前進するために学習して努力して前に進もうとしている人と、考える事も挑戦する事も全て諦めて、毎日同じ事を繰り返している人では差が出て当然。
周りにいる多くの人を見ていて思うのは、考える事を放棄しているように見える人は貧しい人が多いと思う事。
他人に極度に否定的だったり、価値観を押し付ける人、新しい価値観を取り入れる事を嫌う人、人の話を聞かない人、、、。
自分の周りにいる人生を楽しそうに生きている人に、こういうタイプの人はほとんどいない。
ココロの貧しさが懐の貧しさに繋がる世の中になっているように見えて仕方がない。
現代を力強く生き抜いていくためには、考える事を放棄しない事が必要なのだと思う。
まだ見ぬ自分の魅力があるはずだから。