いい音は生活を豊かにしてくれる。
ブログ中でも何度か話しているけれど、俺は以前ミュージシャンをやっていた。
音楽には、人107倍は造詣が深い。
車だって音がいい車が一番好きだし、一番興奮するのもサウンドである。
だから、F1もターボされてしまったために行かなくなった。
速さではなく”音”を聴きに毎年行っていたからだ。
アウディの影響で好きになったBang&Olufsen
自分のアウディにはバング&オルフセンは付いていないが、アウディは標準モデルでもスピーカー音質がかなり良い。普段聴こえない音まで聴こえるようになるので、聞きなれていた音源をアウディで聞くのが楽しみになるほどだ。
そんなアウディのスピーカーオプションで、最上級に位置するのがBang&Olufsenスピーカーシステム。
アウディディーラーで実際に聴かせてもらって相当に気に入ったので、昨年に最上位のヘッドホン『H9i』を購入した。とても素晴らしいサウンドで、ノイズキャンセリング機能がついているため、飛行機内でも大活躍した。
飛行機には頻繁に乗ることはないけれど、電車移動時にも十分に役に立つ。
そんなバング&オルフセン好きの自分が先日、銀座に遊びに行った際にショールームを発見。
同社のM5を購入候補に考えていたため、そのスピーカーの試聴に行って来たのだ。
M5はコンパクトながら驚くほど低音が強く、音が広がる。
しかし、その時の設定によるものかもしれないが、やや低音が強調され過ぎる気もしてしまった。勿論、充分いいサウンドなのは言うまでもないのだが。
せっかくなので、購入候補には入っていなかった上位モデルのBeosound2を試聴させてもらった。
すると何という事だろうか!
今まで体感した事がないほどのクオリティ、サウンド、音の広がりで一撃ノックアウト。購入候補だったM5は、一瞬で候補から消えたのだ。
即購入。
大喜びで届いたものを開封していく。
バング&オルフセンの箱。
Beosound2自体が4kgほどあるので、結構重たい。
パッと見は、スピーカーに見えないセンスの良いデザイン。このメーカーの商品はみなデザインにこだわっており、どれも非常に美しい。
開くと電源ケーブルと各種簡単な説明書。簡単な説明書過ぎてさっぱりわからん。
サウンドレビュー
取り出したBang&OlufsenのBeosound2を繋いでみた。
電源ケーブルが硬くて奥まで入りにくい。
右へ、左へと小刻みに動かしながら根元まで差し込む。
まず見た目だが、とにかく美しい!
高品位のアルミニウムを継ぎ目のないデザインで作り上げてある。
これにより、音の歪みが排除されるようなのだ。
またグーグルアシスタントが搭載されているので、『明日の天気は?』『クラシック流して』なんて言えば対応してくれる。
感度も良く、大声で怒鳴らなくても普通にしゃべるだけで、聞き取ってくれるのも素晴らしい。
調べてみると、このBeosound2は人のいるところを自動的に感知して、その方向に制御インターフェースを向けるのだそうだ。
そして肝心のサウンドだが、これがもう絶品だ。
高音中音低音が、それぞれ別の場所から出ているため、地響きがするほどの低音が出るのに高温が潰れていないのである。
テレビにつないで映画を見たりも出来るが、アクション映画の爆発シーンなどではBeosound2が発した振動で床が揺れる。
B&Oアプリを使う事で好みのイコライジングも出来るし、自分好みのサウンドを保存しておくこともできる。そして、小音量時にも低音を強化するラウドネスモードもあり、あらゆるシーンで最適なサウンドを堪能できるようになっている。
実際、これで映画を見ればもう、映画館状態だ。
マジで大迫力のサウンド。爆発シーンとかヤバイくらい。心臓に圧が来る。
ゲームだって楽しめるだろう。
食事中にクラシックなんて流そうものなら、目を閉じていれば生演奏付きの高級レストランへ来たようだ。円錐型で全方位へ音が出るので、部屋の真ん中に置いておけば部屋中にサウンドが広がる。
『いい音に包まれて生活する』
ことが、こんなにも幸せな気持ちをもたらしてくれることを、改めて確認した次第である。
お値段は少々張るが、値段相応どころか、それ以上の満足感と幸せな気持ちを持たせてくれる最高のスピーカーである。
本当に素晴らしいので部屋の両脇に置いて楽しむために、もう一つ同じものを購入しようか考えているくらいだ。
僅かな欠点があるとすれば、直接的には関係ないが、グーグルアシストの初期設定がわかりづらい事だろうか。
それ以外は何も問題がない最高のサウンドシステムだ。
本当に素晴らしい。