のぶろぐ13。

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BMW 740i エクセレンス"24 レビュー。

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驚くべきラグジュアリー性能。

 

見た目がそこまで好みではないこともあり、あまり期待せずに試乗させてもらった740iエクセレンス。結論から言うと、とんでもなく素晴らしい出来栄えで痺れる快適性とラグジュアリーを兼ね備えたBMWのフラッグシップセダンだった。

 

 

 

ロールスロイスマイバッハ寄り

今乗っている車を乗り換えるとしたら何がいいだろうか。

あまりマニアックな車を買うと整備するときに面倒なので、近くにお店があるところが良いと思い時々探している。

実際には普段の生活に車は不要なのでそもそも無くてもいいのだが、家族みんなで旅行に出かける時は大きい車があると便利。

以前は自分が乗って楽しいかどうか、が一番大切な要素だったが大切な家族ができた今、後席に乗る家族が快適に旅行を楽しめるかどうかが一番大切な要素。

 

それなので運転していて楽しいとか楽しくないとかはどうでも良い。

後席に乗る人がこの車なら普段なら億劫になる遠くの旅先にも出かけたいと思えるかどうかが重要。

 

で、結論から言うとこの740iはほとんどロールスロイスゴースト。

勿論金額が違うからまるっきり一緒とはならないけれど、ロールスロイスBMW製。

 

結局フラッグシップ、ショーファーカー、快適性能を突き詰めると似てくる。

乗ってみてかなり似てると思った。

 

アウディにはA8があるが、どちらかというとアウディの方がドライバーズカー寄り。運転していて楽しい要素が多いかはさておき力を入れていると感じるのがA8で、より後席の快適性能が高いのは740iと感じた。f:id:Nob13:20240401112312j:image

BMW 740i エクセレンス

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5390×1950×1545mm
ホイールベース:3215mm
車重:2160kg
駆動方式:FR
エンジン:3リッター直6 DOHC 24バルブ ターボ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:8段AT
エンジン最高出力:381PS(280kW)/5500rpm
エンジン最大トルク:520N・m(53.0kgf・m)/1850-5000rpm
モーター最高出力:18PS(13kW)/2000rpm
モーター最大トルク:200N・m(20.4kgf・m)/0-500rpm

燃費:12.8km/リッター(WLTCモード
価格:1490万円

 

ドイツ車によくある普通の3リッターエンジン。長さが5390mm横幅1950mmだが運転していてそんなには気にならず。狭い所行くと泣くことにはなりそうだけど、狭いところに行く時は、狭いところ用の小型車を買えばよい。

 

新しいデザインの7シリーズだがいまだになれず、自分にはイマイチカッコよさがわからない。後ろは特に残念に見える。大昔の日本車みたいなカッコ悪いデザインに見えるんだ。f:id:Nob13:20240401112308j:image

短距離の街中の試乗

さて、本日は街中の30分ほどの短距離の試乗。

だから高速走行とかその他詳細な事は全く分からん。ホントにさわりだけ。

 

で、運転席に座ってまず驚いたのがシートめちゃフカフカ

サスペンションがフカフカなんじゃなくてシートがフカフカ

 

ドイツ車って特にシート硬い車が昔から多かった気がする。

その方が長距離走った時に楽だからって。

確かに寝る時のマットレスも柔らかすぎると腰痛になる。適度な硬さがヨシ。

 

しかしこの740iエクセレンス、お尻が沈む。

上質なソファに腰かけた感じで座り心地が良く思わず頬が緩む。

 

発進。

コンフォートモードで走ったけれどアクセルのレスポンスが凄く優しめで、加速時に不用意にGがかからないようになっている。

強めに踏めば加速も鋭くなるけれど、それでもカドの取れたまろやかな加速。

 

ギアが2~3段落ちてショックを伴いつつ鋭い加速、、、ではなく、ふわーっと加速。

シフトショックゼロ。

 

そしてブレーキ、ゴーストのブレーキと似ていて初期制動が優しい。

乗って2分の自分が運転していても、後ろの人がカックンってなる事がないようにふんわりと制動力が立ち上がる。

ブレーキも後席の人が前後に揺すられない事を第一に考えたセッティングになっている。

 

スポーツカーしか知らないズル剥けの若者が乗ったら

『なんだ、このクソだるい車は?!』

となる位優しい感じだが、これはそういう意図なのだ。間違いない。

 

後ろの人が加減速の度に前後に揺すられることが無い。

というか走行中は揺すられることが無い。

静粛性の高さも相当なもの。

 

そして20個のスピーカーから奏でられるB&Wオーディオは映画館のようなキレイなサウンドで満たし、室内の各所のクリスタルパーツはLEDライトでキレイに輝き、ベンチレーションで涼みながらマッサージを受けて後席でリクライニングするという状態だ。

 

自分はバング&オルフセンが好きなので自宅はバング&オルフセンスピーカーばかりだが、アウディ車に搭載されるバング&オルフセンよりもB&Wのスピーカーの方が良い音に感じた。

 

そして後席左右ドア側にはスマホくらいの液晶パネルがついており、そこで自分の席のエアコンの強さ、シートリクライニング、シートヒーター、ベンチレーション、マッサージの種類や強さを変えられる。

頭上には巨大なスクリーンがあり映画鑑賞も可能。

 

そして同じく頭上にはオプションでLEDのイルミネーションを付ける事が出来る。

上を見ればLEDのイルミネーションが輝き、スピードメーターにはパワーリザーブメーター。

ロールスロイスゴーストはグリル内が光り740iはグリルの外枠が一周LEDで光る。

 

やっている事が同じになっている。

 

しかしとても良かった。

エクステリアは好きではないが中身は100点満点。

 

乗り換え候補には間違いなくなった。

 

BMWは速くて楽しい車もラグジュアリーな車も強い。とても素晴らしい車。

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