沖縄行きの2時間のフライト。
騒々しい機内で以前から愛用しているバング&オルフセンH9iの実力を試してみた。
このヘッドホンはとても質感が高く所有欲を満たしてくれるので、最近はとても気に入って愛用している。
ヘッドホンをしないと機内は『ゴオォ〜』というサウンドが響いているが、ノイズキャンセリングの実力はなかなかに素晴らしく、ヘッドホン装着と同時に一気に静かになる。
耳栓を耳に入れた時のように中音、高音は全てカットされ人の声や物音は遮断される。
ただ、低音のゴォーという音は遠くから入ってくるが音楽を再生してしまえば無音になる。
長時間大きな音を聞いていると体力も奪われるが、これなら音楽を楽しむと同時に騒音からも解放され、耳栓代わりにして寝ることもできる。実際寝た。
また【Transparency Mode】をオンにすると、ヘッドホンのマイクが外音を拾って耳に届けてくれるので、ヘッドホンを外さなくてもしていないのと同じ音量で周りの音を聞き取ることができる。機内放送や電車で駅名を聞きたい時は便利。
B&Oアプリではこのような画面になり【Transparency Mode】やノイズキャンセリングのオンオフ、グラフ内の点を移動させることにより音質を好みに変更できる。
音質ははじめからプリセットされているCommuteやClearをワンタッチでもガラッと変わるが、以下のTone Touchを使うとより好みの音質に変えられる。
俺は聴く音楽全般で、この辺りにしておくのが低音と高音のバランスが良くて好きだ。
ANCをタッチでノイズキャンセンリングのオンオフ。
オンにした瞬間、耳栓を入れたようにさっと雑音が消える。
【Transparency Mode】はヘッドホンの外の音をヘッドホンを外さず聞きたい時。
ちなみにヘッドホンを外すと、再生中の曲は自動で一時停止し、また装着すると自動再生される。優秀!
【Transparency Mode】が便利で結構使った。
欠点があるとすれば、相手から見るとヘッドホンをしているので大声で話しかけられてしまう。
機内の放送を聴いたり、同伴者の会話には大変都合良いが、そうでない人と話す時はマナー的な意味も込めてヘッドホンを外す方が無難だと思う。
また、本来このH9iはI phoneのように右耳部分のタッチ操作で一通りの事は出来る事になっている。
が!!
タッチの感度が悪くタップして再生、タップして停止以外の操作は出来ないと思っておいた方が良い。(アップデートに期待)
そこは金額を考えると残念ではあるが、B &Oのアプリがあるのでそれを使えば搭載される機能をストレスなく使える。
B &Oアプリがこのヘッドホンのリモコン的な役割をするので、このアプリは必須と思った方が良い。
現在も機内でこのブログを書いているがH9i使用中の為、外部からのサウンドによるストレスはゼロ。自分の世界に浸って執筆できている。
いろんなシーンで使ってみて、やはり欠点は少しあるものの全体的には満足感の方が大きい。
過ごす時間が長くなるほどに確実に愛着が湧いてくるヘッドホンだ。
これは長く使えば使うほどに愛着を増すし、完璧に『イイモノ感』がある。
ある程度長く使用し、いろんなシーンでも使った結果とてもオススメできる機種なのでこの手の高級オーディオに興味のある方は是非手にとって欲しいと思う。