苺尽くしの冬。
娘と妻は苺が大好きだ。
そんな事から冬は苺が無い時はない位、常備食として家にあり連日苺を食べ続けている。2歳の娘は以前は苺の事を『いち、ごっごっごっごー、、、』と言っていたが最近はお姉さんになり苺と言えるようになっている。
いちごにまつわる極貧エピソード
もう10年以上もっともっと前の話になるが、ハイパー極貧で服も買えなかった頃に駅前で苺が1パック〇〇円!!と売り出しているのを見かけた。
その時に一緒にいた貧乏フレンドと苺の話になり
『自分達が子どもの頃って苺なんてよく食べさせてもらっていたけれど、大人になってこうしてみると結構高いんだな。大人になって有難みがわかるな。せっかくだから2パックで500円だし一緒に買って1パックずつ持ち帰ろうか?』
そう話して緑色のガマ口財布を覗いてお金を数えた。
だがしかし!!
2人合わせても500円のお金は持っていなかった。
2人で顔を見合わせ、まぁそのうちこの店の在庫全部買えるようになるよ、そうしたらいくらでも買って食べようぜと笑い話ではなく真顔で話した事があったんだ。
これは今の自分がある過去の重要なエピソードの1つで、ハッキリと覚えている。
で、それから10数年。
苺は買えるようになった。
自分自身はそこまで苺好きではないが、子どもと妻が苺が大好きなので冬の間は良く買ってきている。
ホテルのランチビュッフェ。
苺の食べ比べが1人ひとつずつ。
2歳の娘が3人分全て食べた。
そしてその後には苺のショートケーキも食べる。
苺好きを限界突破している。
ブロックで作った苺のショートケーキ。
娘にとって苺は人生の一部と言える。
来客があった時もブロックでショートケーキを作って持って行っている。
夜の苺のデザート。
娘に苺を切ってあげて。
自分がキッチンにいる時に妻がそう言ったので苺を1パック全て切って皿に載せた。そして娘に。
娘は大喜び。
『おー!!いーっぱい!!』
自分が若い頃は苺を満足に買って食べる事は出来なかったので、子どもにはたくさん食べさせてあげたいと思っている。
ところで夏になると自分は飽きるまでミョウガを買ってきて、冷ややっこに載せて食べたいと思っている。
人生はブランド品など無くてもこれだけで幸せなのである。