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アウディ A5スポーツバック45 TFSIクワトロ スポーツ 2020 レビュー。

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いい車のお手本。

 

見た目良し、走りよし、快適性良し。

アウディA5スポーツバックは良い車のお手本のような車だ。ドアも4枚になったことで後席へのアクセスも容易になり、より使いやすくなった。

ほんとに良くできているのだが、優等生過ぎるが故に助手席の人は勿論、運転手まで眠くなってしまうのが欠点である。

 

 

 

カッコよさと実用性の良いとこどり

まず一番わかりやすい見た目だが、これがとてもカッコいい。

低くそして長く、プロの自動車レビューを見れば一億回は出てくる”流麗なデザイン”というやつだ。

 

実際、クーペのように後端のルーフを下げたデザインで低さを強調しているのだが、トランクは独立しておらず、後部席まで倒してほぼフラットにすることが出来る利便性も備えている。

解りやすく言うと、セダンの形をしたステーションワゴンなのである。

素晴らしいアイデア商品。

まさに実用性と見た目の融合である。
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アウディA5スポーツバック45 TFSIクワトロ スポーツ

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4750×1845×1390mm
ホイールベース:2825mm
車重:1610kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
トランスミッション:7段AT
最高出力:252ps(185kW)/5000-6000rpm
最大トルク:370Nm(37.7kgm)/1600-4500rpm
タイヤ:(前)245/40R18 93Y/(後)245/40R18 93Y(ピレリ・チントゥラートP7)
燃費:16.5km/リッター(JC08モード)
価格:696万円

 

価格は約700万円だが、オプション等も含めれば800万円は超える金額になるだろう。

高性能になったとはいえ、車も高くなったものだ。

車体の長さは4750mmもあり立派な車格。
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シンプルなリア。

ホンダのセダンがそっくりだ。
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鋭いプレスライン。
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キレイな車の形。
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テールのふくらみが素敵。
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室内はブラウンレザーシート。
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ハンドルもレザー。
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操舵感は軽く、スイスイと向きを変える。
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ホールド性能が高めで、体が振られずらいシート。

シートヒーター付。
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シンプルな操作パネル。
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後席も左右独立のシートヒーター付。
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この辺もレザー。
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電動シート。
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ドイツ車らしい重たいドア。
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街中試乗

さて、本日は一日車を借りての試乗だ。

街中、ワインディング、高速道路までいろんなシチュエーションで試してみる。

 

エンジンはプッシュスタート式。

ハイテク感のあるデジタルメーターが起動し、ほぼ無音でエンジンがかかる。

ステアリングは軽く、また低速からトルクもあるため道路を滑るように走っていく感じだ。

まさに余裕がある高級車然とした走り。

 

勿論ドイツ車のお約束として路面状況はコツコツと確実に伝えてくれるものの、コンフォートモードで走っている限りは気になるような突き上げは皆無。

車内の静粛性も極めて高く、停車中も対向車の風きり音やロードノイズなどは全く聞こえない。

 

軽くアクセルペダルに力を込めれば欲しいだけのパワーが発揮されるし、車体は大きいが見切りがいいため、運転し始めて2分もすれば慣れてしまう。

 

快適そのもの。

 

高速道路&加速チェック

高速道路ではドライブモードを一番走りに振った、ダイナミックモードにしてみた。

その直後、明らかに足が硬くなるがアクセルレスポンスもはっきりと良くなった。

DCTのパドル操作に対する反応速度も速く、一瞬で切り替わり動力が途切れない。

 

エンジン音は遮音性が高いため、遠くの方で音が響いている、、、程度だが必要十分なパワーだ。スポーツカーとしてみれば足りないが、ラグジュアリーカーの動力としてみれば何も不満はない加速力。

 

オートクルーズも試したが、使い勝手も良く追従式なので、安心して任せておく事が可能だ。

抜きたいときは自分でアクセルペダルに力を込めれば、気持ちの良い加速で他車を抜き去ることが出来る。

 

加速力の必要十分というのは、同郷のドイツ車系プレミアムブランドと比べての話。

日本車基準で考えるとRSモデル並みの速さだ。

 

ワインディング

ワインディングも走った。

ある程度高回転を維持して走れば気持ちよい加速が続くので、かなり良いペースで走ることが出来る反面、楽しいかと訊かれればそうでもない。

やはり車自体は相当にラグジュアリー寄り。

勿論、そこらのスポーツカーを追い回せるほどの走行性能は持つが、飛ばして楽しい車ではない。

 

総評

非常に良くできた素晴らしい車。

見た目も良いし走りも良い。大切な家族や彼女、友人はたまた1人で、、、。あらゆるドライブをワンランクどころかツーランクほど高めてくれる。

快適に移動できる反面、大人しすぎて眠くなるという副作用も、、、。

 

またバング&オルフセンのスピーカーシステムが搭載されているが、音質はあまり良くない。バング&オルフセンも数万円から1000万円まで商品があるので、搭載されているスピーカーは下の方のグレードだろう。

 

ここ最近乗った車で一番サウンドが良かったのが、ボルボV40インスクリプションのハーマンカードン

 

ある程度の最低ラインは超えてくるだろうが、スピーカーシステムも車によって結構違うので自分の耳で確かめる事が必要だ。

ちなみにポルシェカイエンのブルメスターも70万円位する割にはそこまで音が良い訳ではなかった。

 

V60のものも含めて、手頃なところではボルボのインスクリプションが一番音質の良いスピーカーを積んでいる。

 

サウンドの話が長引いてしまったが、車自体はとても良い。

車を気に入って、予算的にも問題なければ購入して良し。

快適な自動車生活が待っていることは間違いない。
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