高級ホテルと駐車場。
ホテル泊が好きであちこちお出かけするのが好き。
好きだが、いくつか宿泊していると気になって来る駐車場事情。富裕層をターゲットとした高級ホテルで駐車場が雨ざらし駐車だと、ちょっと複雑な気持ちになってしまう所も少々。
最近では途方もなく高くなった車
最近の自動車の値段は半端なく上がっている。
億円級のスーパーカーやハイパーカーでなくても、そこら辺を走っているごくごく普通の車の値段も尋常ではない位上がっている。
で、車の値段が上がっているけどその上がった値段の車が街中を山ほど走っているかと聞かれれば答えはNo。
都心部など一部の栄えた場所を除き、我々が生活する田舎では軽自動車やミニバンが普段の多くの人の足。
そんな中にあって値段が高い高級車を購入する人は余程車が好きな人に限定される。
ドイツでは主婦の足なのであろうアウディのA3なんかも、S3やRS3ではない標準の3気筒エンジンの車でも、今では乗り出し600万円近い。
A4で700万円級。
見た目がカッコイイA5位になってくるとそもそもメーカーは年収1000万円位の層を購買層としてターゲットとしているという。
それじゃA7やA8クラス、ベンツで言えばEクラスやSクラス相当以上の車の買う人の想定収入とは一体どれほどのものだろうか。
ちなみに先日試乗させてもらったベンツのSクラスは2300万円位の金額だったと記憶。
まさにおぼっちゃまくんの世界になりつつある。
単位が全て万円。
それで、ホテル調べていると高級ホテルなのに駐車場が雨ざらしとかまぁまぁある。
気にしない人には何てこと無いけれど、例えば高級車の中には雨に濡れる事が良くない車も多くある。
そして大切な車だからこそ濡らしたくにない人もいる。
昨年、日本のあちこちで大粒の雹が降った。
多くの車がへこみ、ガラスが割れ、大損害を被った。
展示していたBMW車両が雹害で全部ゴミになったBMW中古販売店もあった。
こんな事が起こっている中、数千万円の車に乗って来るお客さんがいる可能性も考えず雨ざらし駐車させて
『最高レベルのおもてなしをさせていただきたく、、、。』
じゃないよボケ。
建物に入る前からなっとらん。
個人的にいいホテルでも駐車場が雨ざらしだと大幅減点になる。
安価なホテルであれば仕方ないけれど、一泊数十万円のホテルで自宅ですらしてない雨ざらし駐車リスクにさらされるのは無理であります。
その点、普段行くことが多いコンラッド東京や以前行ったことがあるリッツカールトン東京は安心。
同じ理由かどうかわからないが駐車されている車も高級車が多い。
我々は人をおもてなしするので車は別ではいかん。
車好きにとって車は大切な相棒。
女性の大切なバッグをお預かりしますと受け取って、そのままダイレクトに地面に置かれたらバッグを預けた相手はどう思うかって話だ。
おもてなしするお客さんの大切な車も大事にしてくれる所は、やはり車好きとして評価が高い。