マイバッハに対するメーカーの意外な扱い。
先日マイバッハSクラスに乗せてもらい、メルセデスベンツが提供する最高レベルのおもてなしと快適性能に感動した。
その後、車について色々スタッフさんに教えてもらったのだが、表面的に見てるだけではわからない販売側の予想外なマイバッハの取り扱いについてショックを受けた話。
BMWでブランドネームの偉大さを知る
ブランドネームの偉大さはこの高級車業界でも間違いなく大きな力を示す。
輸入車の中で新車値引きと中古車の値落ち、ディーラーに課した莫大なノルマによる需要を超える流通量、BMWに乗れない人たちの勝手なイメージ等からBMWは下に見られがちなところがある。
『まぁビーエム(乗り)だしね、、、。』
というように。
自分自身はBMWは大好きなブランドなので全くそんな事は思わないけれど、ベンツやポルシェに比べてそう言われがちな空気感は何となくある。
予想なんだけど庶民でも割と下位グレードのBMWなら、周辺で見る事が出来る車だからってのが大きいのかもしれない。
これがポルシェ等になるともっと減るし、特に田舎ではそもそも見ない。
が、そんな事言う人たちもロールスロイスと聞けば震え上がる。
歴史的にも超が付くほどの高級車の代名詞。
でもこれ、中身完全にBMW製だからね。
フォルクスワーゲンと熾烈なロールスロイスの買収合戦を繰り広げたBMWがロールスロイスの名称だけ買い取って、その他ロールスロイスの有形無形の財産および職人は全てワーゲン側が手に入れたと聞いている。
そしてBMWがロールスロイスと名付けた車を作っているわけだが、そんな事知らない多くの人はやはりロールスロイスは偉大だとありがたがる。
君、さっき散々BMWの事をボロクソに言っていたじゃないか。
これこそがネームバリューの強さだ。
また、BMWはカバーソング芸人のように自社の車はヘンテコな車が多いが、今までのロールスロイスのイメージを踏襲した車を作るのが上手い。
仕上げのうまさもあるし車の完成度も流石のBMWだ。
BMWの7シリーズで5000万円!!と言われても多分ほとんど誰も見向きもしないが、これにロールスロイスのバッジを付けると5000万円で売れる。
これこそがブランドの世界。
マイバッハの闇を見てしまった日
さて、ここからが本題だ。
先日メルセデスベンツのスタッフと話して盛り上がったのだが、『えぇー、、、』とテンションダダ下がりになる話を聞いた。これはマイバッハについて話を聞いているときの衝撃の事実。