優等生過ぎて影の薄いCB。
CB1300で知らない田舎道を開拓しようと思い、地図も確認せずただひたすら気が向いた方へ曲がって進み続けた。
その結果深刻に迷ってしまい帰るのに苦労したが、知らない道でもそこそこ安心して入っていけるCBの懐の深さと新しい道が開拓できてよかった話。
自宅のラインナップ内では影の薄いCB
走る止まる曲がる。
そしてツーリングに使う、ワインディングに使う、市街地をのろのろ走る、磨いて楽しむ、、、。
自分が使う全ての分野において平均点以上をたたき出すスーパー万能選手のCB1300SB。
文句なしの出木杉君に間違いないのだが細かな不満点はある。
1つはトリップメーターの切り替えボタンがゴムのグニュグニュしたボタンで切り替え時に押しにくい。ハンドルからも遠いし。
VFRもそうだけどホンダ、このグニュグニュボタン好きなんだよな、、、。
押しにくいよ。
それとこれはバイクの問題ではないが、優等生過ぎて曲者揃いのうちのラインナップ内では影が薄い。
自宅には何台かあり、例えば
・超強力な動力性能だが乗ると一週間以上肩が凝り続けるスポーツバイク
・めちゃくちゃ快適でしかも楽しい魔法のような戦艦バイク
・ビューティーそれだけ
などなど他にもあるが個性的なメンツが揃っている。
その中であって全てをそつなくこなすCBは非常に影が薄い。
CB一台しか所有してなければ全く問題にならないし、むしろメリットにしかならない事ではあるが。
腕時計であれば癖の強い時計ばかりのラインナップの中に、めちゃくちゃ優等生タイプがあればいろんなシーンで使い勝手がいい。
『今日は上司のところへ挨拶へ行くからS1000RRでは失礼に当たる。CB1300にしよう。』
というシチュエーションは無い。
しばらく気の向くままに走り続けて段々とわけわからん景色になってきた。
空いていて、楽しそうな道を選んでどんどん突き進んでいる。
方向音痴なので元来た道戻れない。
ちょっと風が強くて危ない。
左に倒れる分には何とかなるが、右に倒れると1メートル下の畑に落ちる。
今は総走行距離200km位。
さて、また進む。
実際に見て、走りやすそうな道を繋げて自分だけのツーリングルートを作りたいという願望。
メッチャキレイな道に出た!
ここ、どこ?!
キレイな景色。
ここを目的地にしても良い位キレイな景色だが、来るまでの道のりは相当な酷道だったから却下。
さて進む。
どんどん山奥へ。
赤い橋が出て来たから赤つながりで写真撮った。
で、ここはどこ?
日が暮れて来たので焦る気持ちを抑えつつ、冷静を保って何度かUターンしながら知ってる大通りまで帰ってきた。
なるほど、ここに繋がっているのか、、、。
何度もUターンしてるからここまでの道、すっかり忘れたが。
それにしても普段は高速道路ばかりだから、たまにはこうやって下道も楽しい。知らない道だったから尚更。
知らない道でも安心していけるのはCBの強み。
これ、ハーレーだったらUターンできないところたくさんあった。
ワインディングなんて結構いいペースで走ったのに21.8km/l。
なんという低燃費。
四輪換算400馬力相当のCB1300がリッター約22km。
さすが出木杉君。
雪が降るとどうにも無理だが、天気を見て出かけられるときは再度開拓に行って来たいと思う。