のぶろぐ13。

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1000km走ってわかったゴールドウイングのメリットデメリット。

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ゴールドウイングで1200km走ってわかったこと。

 

先日の金沢&能登半島ツーリングでは2泊3日で1200km以上の距離を走った。

1日の最大走行距離は630km。

これだけの距離を走ってわかったゴールドウイングの魅力について語る。

 

 

 

高速道路の快適性能は一般的なオープンカーを超える

そんなにたくさんのオープンカーに乗ったわけではないので一概には言えないが、ゴールドウイングのオープン状態での快適性能は一般的なオープンカーを超えている。

四輪に換算すると約300馬力を少し超える位。

そし最大の高さに設定する事でライダーには無風になるフロントスクリーン。

手が寒い時はグリップヒーターが暖かさ5段階、シートヒーター5段階で設定可能。

 

四輪でも一般的な高級車ですらシートヒーターは精々3段階だ。

そしてダブルウィッシュボーンのサスペンションが大活躍し、直進安定性は勿論(運転中に両手を離していても倒れそうになる気配がないほど)ショックを相当吸収して走ってくれる。

ゴールドウイングに乗った後にアウディA3なんか運転すると『結構突き上げあるなぁ。』と思う。それくらい揺れない。

A3なんかはコンパクトカーなのに新車で500万円を余裕で超える。

500万円を超えるような車よりも乗り心地がイイんだ。

 

バイクなのに。

 

そしてシート。

前面が絞られていて足つきが良い。

座り心地が良くクッション性抜群。柔らかすぎず硬すぎず丁度良い。

630km走った後でもお尻が痛い、、、というのは全くなかった。

 

そしてフロントスクリーンは電動で高さを変えられる。

暑いな、とか海沿いで風を感じたいなと思えば下に下げる。

高速道路に乗って結構飛ばすぞ!と気合を入れるなら一番高くすれば良い。

その間も、そのやや上も下も任意で操作可能。

 

そして停車すると一番高くしていても一番低い所まで自動で下がる。

そして次にエンジンをかける時にエンジンを切る前に設定した高さに戻る。

 

トランクも素晴らしくゴールドウイング自体スマートキーで、鍵穴を持たずキーを持っているだけでエンジンのオンオフ、そしてケースのロックアンロックが可能。

 

車のトランクと同じでスマートキーを持っている状態で開閉ボタンを押すと

『バコっ!』と音を立ててパニアケースもトップケースも開く。

その開くときのダンパーもいきなり開くのではなく、車のトランクのようにゆっくり開く。

 

ちなみに右足手前にも小物入れがあり、財布や小物を入れられるスペースがあるが、ここまでスマートキー対応している。

 

いちいちバイクを離れる時に全部ロックしなくても、バイクから離れれば全部ロックされる。近づけば開く。

 

便利で手がかからない。

 

またウォーキングスピードモードが搭載されている。

徒歩のスピードで微速前進や微速後退できる。

 

ギアをそれ用に切り替えてパドルシフトのプラスで微速前進、マイナスで微速後退。

 

通常、この手のバイクは前側に斜面になっている駐車場に頭から停めると終わる。

人力では後ろに下げる事が出来ない。

 

しかしゴールドウイングは別だ。

どこでも好きなように停めれば良い。

 

微速前進も微速後退も思うがままなんだ。

 

しかもちょっと斜面になっている時用に、サイドブレーキまである。

 

もう最強。

 

停める所とか何も考えなくてもいいのも実はこれストレスや疲労の軽減になる。

 

走行モード切替も顕著に変わる

RAIN、ECON、TOUR、SPORT、だったかな。

4つのモードを走行中に簡単に切り替える事が出来る。

 

ポルシェのスポーツクロノに相当する機能だが、これがかなりバイクの性格を変える。

RAINモードはイメージ通り、最大限のトラコンの介入とアクセルレスポンスが超絶優しくなる。

ガバっとアクセルを開けてもすべらない位の加速力に落ち、万が一滑っても即座にトラコンが介入する。

そしてブレーキは前後連動でかつABSがついていて、事故時にはエアバッグもついている。

 

ECONは街乗りにピッタリ。

RAINほどがっつりセーフティモードではなく街乗りにピッタリ。街中や混雑した道を走る時はこれが一番いい。

2000rpmに上がる事なく確実にその前でシフトチェンジされる。

 

いわゆる通常のドライブモード。

 

TOURはスポーツモードに相当。

混雑した街中や流れが遅い幹線道路ではアクセルのツキが良すぎてギクシャクする。

TOURから上は100馬力以上跳ね上がるような印象。

アクセルレスポンスもかなり良くなる。

 

SPORTモードは結構強烈。

2リッターのケイマンボクスターのスポーツプラスに入れっぱなしで走るような感じ。

かなり上まで引っ張るので法定速度で走っていてもギアは3速位でキープされ、いつ来ても良い強烈な入力を万全な体制で待ち構えている。

 

実際ゴールドウイングは四輪換算で315馬力、トルクは43.3kgm相当のパワーを発揮する。

実はかなりの快速なんだ。

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使いづらいアップルカープレイ

走りに関しては文句の付けようがないゴールドウイング。

バイクが好きで色々乗ってきたが、このゴールドウイングの走りは頭2つ3つとび抜けている。

DCTなのももう慣れて、何も問題ない。

マイナス要素かと思えば全くそんな事なく、むしろプラス。

 

人は体のどこか1か所でも調子が悪いと本当の力が出せない。

クラッチを握る手は疲れやすい。

クラッチの握り疲れが起きないのは無敵に近い。

 

そんなゴールドウイングにも欠点がある。

走りに関係ない所だが、アップルカープレイの接続が安定しない。

 

何度説明書通りにやっても接続されたりされなかったり、、、。

有線で繋いでいるのに安定しないってどういう事?!

 

ケーブルを抜き差ししていると繋がったり、また切れたり。

アップルカープレイにつなぐ事で地図を表示させることが出来るので、ナビまで付いて究極のバイクになるはずだが、ここの使い勝手が悪い。

左手側にある操作系ボタンもぐにゅぐにゅとした国産車然としたタッチフィーリングで、手袋の上からだとボタンが押せてるのか押せてないのか全く分からない。

画面のもう少し上を見たいと思っても、画面はタッチに対応してないのでそのぐにゅぐにゅ操作キーを使うのみ。

 

もしくはバイクから降りてトップケース内になるスマホを操作するか。

そうそう、接続するためのケーブルはトップケース内にあるので運転中は携帯はトランクの中状態。

 

ここがとても惜しい!!

だが、幸いなことにアップデートなんかで何とかなりそうなところ。

 

電話につないだりインカムとの接続、カープレイとの連携が不安定で使いづらかった。

 

今回も途中で何度も接続が途切れ、都度停めて繋ぎ直した。

 

まとめ

些細な欠点はあるものの、そもそもアップルカープレイが使えるバイク自体がそんなに無い。元々他のバイクに無い物なので、使わずに行けば全く問題なし!!

また同時に今後の改善にも期待。

 

走りに関しては他のバイクの事がどうでも良くなるほど素晴らしい乗り味。

オートマで運転が楽ちんなのに運転する楽しさはしっかり残してあるって、やっぱりホンダは凄いよ。

 

タイミングさえ合えば日帰り1000kmも行ける性能は持っています。

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