カウンタックほどでないにしろ、ガヤルドMTもABCペダルは全て中央寄りになっている。
タイヤが大きい事もあるけれど、下半身の操作系は全て右寄りになっているんだ。
外から見ると男らしいデザインのガヤルドだが、ドライバーはお姉さん座りで運転している。
長距離は段々腰に来るガヤルド
ガヤルドは上下の視界は狭いが割と左右の視界は広いので、外に出て行っても視界に関する不満は少ない。
左ハンドル側から見た右後方も以前所有していた360モデナほど悪くなく、むしろ良く見える。
妙なところは気を遣って使いやすくなっているのに、どの車も当然のように出来る事ができないのがガヤルド。そしてイタリア車。流石。
ところでアクセル、ブレーキ、クラッチのABCペダルは全て中央寄りだ。
シートの形も”L”ではなく、”レ”の形なのでハンドルとの間のスペースも狭い。
ハンドルのセンターより少し右位にクラッチペダルがあるので、運転中よく左足と右足の膝はくっ付いている。
運転中はお姉さん座りになる訳だが、まっすぐ座ってない事もあり長距離を走り続けると段々腰が痛くなってくる。
端から見ていればマニュアル楽しそうだな、いいなと思う事があったとしても、乗ってる本人的には結構我慢する事もあるんだ。
それも含めて趣味ってもんだが。
ガヤルドMTの運転席。
足元は左側の長いのがクラッチではなく足置き。
隣がクラッチ、ブレーキ、一番右がオルガン式アクセルペダル。
クラッチは運転席の真ん中位にある。
慣れるとなんてことなく運転できるが時々、正しい位置にあるクラッチペダルがついた車に乗ると運転しづらい。
シートの後ろはこんな感じ。
ここから見ても空以外見えないので普段見る事はない。リアガラス越しのルームミラーで後ろから速い車がこないか走行中に見てる。バックするときはバックモニター注視してないとタイヤ止めでバンパー破壊する。
昔、マツダのロードスターを運転させてもらった事があったけれど、シフトフィーリングといい乗りやすさといい素晴らしい車だった。
手動オープンも良い。
あの車の感覚でガヤルド乗ると雷が落ちるほど衝撃を受けると思う。
ロードスターのブレーキの位置にあるのがガヤルドのクラッチだ。
さて、この車を購入して一年半ほど経った。
年間2000~3000kmも乗っているのでいい所も悪いところもわかってきている。
購入した当時よりも明らかに上手に乗れるようになって来たので楽しい。
運転する楽しさを味わえるという点においてはマニュアル車は最高の趣味車だと思うな。