見ている世界が違うと話が合わない。
当たり前だがみんなが大好きな『普通はさ』『大抵はさ』という言葉。
この中に含まれる普通の範囲などは人によって千差万別。上位の世界に生きている人ほどこれが理解できる人が多いが、下の方しか知らない人たちにその発想はない。自分の普通が世界基準の普通だ。
要するに基準となる事が違い過ぎると話の全てがかみ合わないのよ。
普通はさ、、、という言葉
”普通さ、〇〇だったら△△するじゃない?!それなのにさ、、、怒”
こんなやり取りやこれに関する相談などは過去に何回も見聞きしたことがある。
他人に対して勝手に期待してそのように対応されないと人は怒る、という話も含んでいるがシンプルに1つ。
他人と自分では普通の定義が大きく違うんだ。
それが理解できていないとこうなる。
例を出そう。
昔大規模なスーパーカーツーリングに参加した事がある。雨天決行だが当日は残念ながら雨。しかし元々そこも踏まえて
『雨天の場合は足車での参加もOKです!!』
と記載があった。
目的地や集合場所が遠かったがせっかくなので、雨の中フェラーリで出かけたことがあった。
途中でかなり雨が強くなってきたため、足車の国産SUVで来ればよかったかも、、、とまじめに考えながら集合場所についた。
雨の集合場所に集まっていた多くの車を見て驚いたんだ。
駐車場に並んでいたのは911やパナメーラ、カイエンターボ等の普通の足車達だった。
なるほど、、、普段フェラーリで参加している人の多くはポルシェも所有している。そもそも足車の定義、普通の車の定義が自分達とは全く違う。
このように足車でOKと言っても普通の定義が異なる世界では、上記の車たちが普通。
そして足車。
国産車皆無。
よかった、国産SUVで来なくて、、、。
その後のランチ会では
『娘が免許取ったから練習用に雨風防げる潰れてもいい車は何がいいかな??』
と盛り上がっていて
周りからは
・マカン
・カイエン
・ヴェラール
・今日乗ってきた911カレラ4S
などが候補にあがっていた。
潰れてもいい練習車の候補ね。
そんな事が10年近く前にあった気がする。
イメージする成功者の姿の違い
新車のプリウスを買える人はお金持ちだという人がいた。
コンビニで値段を見ずに商品を買える人はお金持ちだという人がいた。
車を2台持っていたらお金持ちだという人がいた。
外車とか持ってたらお金持ちだという人がいた。
ディズニーの年パス持っていたらお金持ちだという人がいた。
手取り30万円超えていたら富裕層だっていう人もいた。
これは全て実話だが、上記のように人によってお金持ちの定義は千差万別。
それで、この辺の価値観が大きく違う人同士は仲良くするのはかなり気を遣う、もしくは無理。
基準となる価値観が違い過ぎるので自分がちょっとした嬉しい事として話した事も、相手には超絶嫌味に取られる可能性が高い。
先日会った人は自分の子どもには人生成功してほしいと言っていた。
どうなる事が成功かと聞いたら公務員か大企業の正社員と言っていた。
週5勤務で土日祝日休み、長期休暇ありが人生の勝ち組だよね!と話していたので、返答に困った。
ご存知の通り自分は週に5日も働く人生はまっぴらごめんなので、そこは共有できないが相手の事をいちいち否定するほどバカではない。
みんな自分がなりたい姿に向かって突き進んでいけばいいんだ。
だが、大切にしている世界、見ている世界が大きく違うとわかったので今後は自分が発する言葉には細心の注意を払う事は間違いない。
人によって普通や成功の形は違うからね。押し付けはいけない。
だから大半の人には本音は言わず聞き役に回っている。
それがこうしてブログネタになるのだが。