大人のバイク。
CB1100EXは大人のバイクだ。
見た目に派手さがなく、ぱっと見で何がどうとかもない。ただし伝統の空冷エンジンを搭載しておりバイクは丁寧に作られている。メッキパーツの美しさや塗装の美しさを見れば素人にもわかる。
晩秋の田舎道を一回りしてきた。
バイクは四輪に比べて音が大きい
同じノーマルマフラーで比べても四輪に比べて二輪車はマフラーのサウンドが大きい。もう一台所有しているS1000RRはマフラーがノーマルでも、エンジンをかけた状態だと2メートル離れた相手とは声を張らないと会話が出来ない。
早朝や夜間に長時間暖気をしていたら苦情が入る可能性がある音量だ。
そしてこのCB1100EXも煩くは無いけれど重低音のいい音がする。
ドロドロ系の独特なサウンド。
自分はサウンドマニアなので乗り物によって変わる様々な音に感動する。
高速走行になると風の音が凄くてサウンドは何も聞こえないけれど街乗りやワインディングを走っている限りは、アメ車みたいなドロドロサウンドが心地よい。
本日の出発は昼前だが、午後の始め頃には娘を公園に連れて行く事にしているので短時間の走行で帰る。
時短のため高速道路を使って走りやすい道まで移動。
野菜王国昭和村。
素晴らしい広域農道があり道が空いているので、二輪でも四輪でも迷ったらここに来る。
雪が降ったり凍結の恐れがあるため冬の間は来れない。
インカムで音楽を聴きながらのんびり走る。
姿勢が楽なのでのんびり走行が全然苦痛ではない。(前傾のきついバイクはゆっくり走ると疲れる)
せっかく出かけたのでどこかで写真を撮りたい。
撮影スポットになりそうな場所がないか探しながらドゥロロロロ、、、、と。
外気温は10度前後だが防寒バッチリなので暑いくらい。
いやはや、田舎道が絵になるバイクだこと。
周りの友人たちは自分がこのバイクを買ったことを驚いていた。
全然タイプじゃなさそうだと。
年齢を重ねてくると目を吊り上げて乗るバイクじゃなくて、肩の力を抜いて走る事が出来るバイクが良くなってくるもの。
見た目はクラシカルだけど中身は最新。
ギアの入りもクラッチも軽々。もはや変速などスイッチかと思えるほど軽い。
全然苦にならず『カチッ』とシフト操作が完了。
自分が軟弱な事が一番の原因である事はわかっている。
しかし、S1000RRでひとっ走りして帰ってくると当日は勿論翌日も体のあちこちにダメージが残る。
具体的には肩凝り等が発生する。
このバイクは疲労感がまるでない。
加速も減速もハンドリングも乗車姿勢も無理なところが1つもなく、ライダーに優しい。強いて言うなら高速道路を走る時の風がきつい位だ。
これはゆっくり走る事で解決する。
凍結路面や積雪時には走る事が出来ないけれど、乗れるうちは寒さ対策して出かけてきたいと思っている。