VFR800F初の長距離ツーリングへ。
スポーツツアラーという絶滅危惧種のジャンルであるVFR800F。今やバイク業界はツアラーのポジションはアドベンチャーバイクに変わっている。そして各車スポーツバイク+ツーリング性能を持ったバイクを続々と終売している。VFRもまさにその中の一台。ツーリング性能を試すべく往復500km近い自分の中では最大距離のスーパーロングツーリングをどうでもいい理由で敢行した。
大衆食は辞めようという話から
4月からバイク用のツーリングプランが開始された。
この区間は定額乗り放題というもので、我々の住んでいる場所からほとんど恩恵が受けられるものではなかったのが残念。ただ、うまく活用すれば北関東まで少しお得に行けそうだったのでツーリングプランを使って北関東へ美味しい餃子を食べに行こうと話をしたんだ。
すると一緒に出掛ける予定のスケベ超人が
『餃子は大衆食だし正直どこでもあるからどうせ遠くまで出かけるならラーメンにしませんか?』
というので、それもそうかと。
確かにラーメンと違って餃子はどこでもあるもんな。
で、せっかくのツーリングプランを無視して日帰りで行って帰って来れそうな限界値の長野県塩尻市にあるラーメン屋に目標を設定。
早起きして高速道路メインで向かう事にした。
きっと日中は暑いだろうと4月の上旬にパンチングレザーパンツを履いて高速道路に乗った。軽井沢周辺の気温は11℃。
バイクに乗って走っている時の体感温度を計算するとおよそ
マイナス20℃。
その状態で風を良く通す革パンを履いてきたことを心の底から後悔。
ちなみにインナーに来ているシャツは冷感シャツなんだ。
冷感シャツ&パンチングレザーパンツを履いて体感マイナス20℃の気温の中を走り続けるとなぜか無口になる。
佐久南で降りて近くにあった道の駅で休憩。
ヘルメットの汚れを掃除して一休み。さてここからは下道を使って和田峠を通って塩尻市へ向かう。
一般道をのんびり走行。
長野は道が広くて直線が多いから走りやすい。
五十六家。
家系ラーメンのお店。当たり前だが自分ちでスープを炊いてこだわりの一杯を出す店。
工場から送られてくるスープを割るだけのお店も多いので。
予定したタイムテーブル通りの移動で開店5分前に到着。
高速道路の走行も楽にこなして超人も自分の愛車を気に入った様子。
高速道路を走る時はS1000RRに比べるとパワー不足を感じるけれど、街中や一般道の走行も含めたトータルのツーリング性能はVFRの方が上。
全部入りっぽいまる外ラーメンを注文。
濃厚なのに重くなく、時間がたっても喉が渇かない家系ラーメン。
ホントはこの後にあと2軒くらい行ってみたいお店があったのだけど、ここで食べ過ぎて撃沈。高速道路を使って伊那市に向かう。
桜が満開の田舎道を走る。
途中で休憩。
目的地を目指して走る。
次は道の駅を目指す。
速いに越したことはないけれど遅い道路の流れでもストレスを感じにくいのがVFRの強み。
畑の間を走る。
途中写真撮影のために寄った道の側溝に落ちそうになりながら。
田舎な風景。ここは伊那か。
道の駅グリーンファームに到着。変なものがたくさん売ってる道の駅。
ここが本日の最終目的地。
なんかバザー的な。
古い物が売られている、自由にお持ちくださいコーナーも。
このトラも無料なのだろうか。
謎のモノが多く並んでいる。
隣にはどうぶつひろば。
エミュー。
やぎかな。
100円で餌を販売している。
立派な角とひげ。
動物に癒されて帰路につく。
帰りは全て高速道路なのでとにかく前に進む進む!
みんな右車線大好き!
左車線なんて誰も走ってない。右車線をずっと90km/h。
ガス欠寸前になり東部湯の丸で給油&休憩。
自宅へのお土産も購入。
無事に自宅へ戻り洗車してガレージへ。
今日の走行距離は473.9km。
平均燃費は20.8km.L。
日帰りでこれだけの距離を走ったのは久しぶり。
今回長距離ツーリングで使ってみてVFR800Fのツーリング性能の高さを体感する事が出来た。こういうジワジワくる良さを持ったバイクは短時間の試乗ではわからないよね。
食べ物でも味の濃いモノの方がインパクト強いし。
でも毎日食べるなら違うしね。
これは毎日食べ続けられる味わいを持ったバイク。
また長距離ツーリングの相棒として活躍してもらいたい。