車検以外で動かしたのは久しぶり。
先月に車検を取得したもののそれ以降1カ月以上放置だったS1000RR。
なんせバイクで行って楽しい所はどこも走れるような状況ではないので。
まだ3月の上旬、標高の高い所は雪が残っていて危険だが道を間違えて榛名山へ行ってしまった。
寒い榛名山でみられた凍った湖と男根岩。
日の当たる方向へただ進んでいた結果
昔から寒い時期のバイクは北に行かず南に向かって走れと聞いた。
どこを走りたいかよりも、道に残雪があったり凍っていない事の方が大切だからだ。
ところで自分は方向音痴でどっちが南で北かよくわからないので、日が出ている暖かい方へ進んでいった。
車検時にバッテリーを新品に交換したので1カ月エンジンかけていなくても一発始動。
定期的に動かしてバッテリー上がりを防止するとしよう。
さて時々走る道をのんびりと走る。
のんびりと走る理由は3月で、道のどこに雪が残っているかわからないから。
転んで痛い思いをしたくないので安全第一だ。
それにしてもゆっくり走っていても圧倒的な動力性能に頬が緩む。
6速で走っていてもギアのダウンなしに猛烈な加速を味わえる。そこら辺のスポーツカーの2速全開よりもS1000RRの6速緩加速の方が速いくらいだ。
楽しく快適に走るためにパワーは必要。
パワーは正義なのだ。
そんな事考えて走っていたら迷子になり、一旦停車する。
たまたま目に付いた駐車スペース。
知らないところへ出かけるのが楽しいと思う反面、遠くまで行くと戻ってくるのが面倒くさいというジレンマと戦い続けて現在に至る。
何か農道の延長みたいな走りやすそうな道があるので、どこへ行く道かわからないが行ってみる事にした。何となくだが、標高の高い山の方向へ向かっているような気がする。
走り出すと道端に雪や氷がだんだん多くなってきた。
途中何度引き返そうと思ったか。
しかし、せっかくなら行けるところまで行ってみようと思い走らせた。
途中で道路標識に榛名湖→2kmという文字。
寒い訳だ。
日当たりの良い場所は溶けいているものの、日陰部分は結構雪が残る。
かなりの恐怖体験。
群馬県最高のスポット男根岩
久しぶり&いつもと違う道から来たからわからなかったが、どうやら今通っているこの道はグンマー県が誇るホットスポット、男根岩がある男根通りだった。
せっかくならこのアホっぽい岩と一緒に写真を撮ろうと思いバイクを停める。
最初に見つけた人、よくこんな岩見つけたな。
榛名山の麓には珍宝館という男根小岩が飾ってある館がある。
キノコ岩とかではなく男根岩と命名されたところがグンマーを感じる。
凍った榛名湖
極寒の榛名湖に来ると湖が凍っている。
こんな時期にましてバイクで来ることがないのでとても新鮮な気持ちだ。
帰り道に不安しかないが。
下界は緑が芽生える春の兆しだが、やはり山頂付近は別世界。
偶然だが冬にしか出来ない体験をすることが出来、満足して下界に降りることが出来た。
ハイパーカー並の動力性能を誇るバイクも雪や氷の前では無力。
冬に来る人は迷わず車を勧める。
しばらくすると氷が解けて水面が顔を出すので、その頃にまた遊びに来たいと思う。