宿もスタッフのホスピタリティも素晴らしい
草津温泉にある季の庭に宿泊中。
キレイな宿で温泉も素晴らしく、全室に露天風呂付。コロナ禍にあって周りと関わることなく、ゆっくり温泉に浸かることができるのは好材料。
チェックイン後、部屋の温泉を楽しんだので、館内の他の大浴場や貸切風呂を見に行って来た。
季の庭にはスタッフが多く配置されており、廊下をコロコロしてキレイにしていたり、温度チェックや掃除などで大浴場の見回りも行っている。
廊下でスタッフとすれ違ったのだが、出会ったスタッフさんは2人とも立ち止まって挨拶してくれた。お風呂上がりには”お湯加減はいかがでしたか?”と声をかけてくれたり。
体も心も温まるいい宿である。
畳敷きの廊下を歩いていく。
女性にはカラフルな浴衣の用意もある。
サイズ毎に分かれている。好きな浴衣を持っていって良し。
後は違う材質の枕が置いてあったり。好きな枕を部屋に持って行く事もできる。(勿論部屋にも枕は標準で置いてある)
エレベーターの中も畳が敷かれている。そして、エレベーター前には座って待てるように木のベンチが置いてあるのも優しさだ。
季の庭には3つの貸切風呂があり、予約不要で空いていたら入ることができるシステム。
使用中の貸切風呂は白いライトが点いているので、廊下を通る時にどこが空いているのか確認できる。
大浴場は『わたの湯』源泉を使った大浴場と、『湯川の湯』を使った大浴場とある。更衣室も浴場も別々。温泉は全部で大浴場が2か所、貸切風呂が3か所、客室半露天風呂だ。
湯川の湯が注がれる大浴場”古の湯”は誰も入っていなかったので、1人で堪能してきた。
真ん中で仕切られ、左側があつ湯(温度41~42度位)で右側がぬる湯(39~40度位)と分かれている。お湯の投入量で温度を調整している様子。
ヒノキの香りが心地よいすべすべの浴槽で、満タンに張られたお湯を溢れさせながら入る贅沢。
あつ湯。
あつ湯というほど熱くはなかったので入りやすい。
ぬる湯側から。
奥には夢想の湯。
白く濁ったお湯に炭酸が混ざっているようなお風呂。弱ジャグジー風呂みたいな。
粒の大きな炭酸の気泡が体に付着して気持ちいい。
古の湯を堪能して、体の熱を冷ますために中庭へ。
風呂上がりにはアイスキャンディーや水、麦茶の用意もある。
しばらくすると、貸切風呂が空いていたので行って来た。
一度中庭のようなところに出て歩いて行く。貸切風呂の独立した建物が3つ建っている。入り口には入浴中のランプが点灯しており、どこが空いているか迷う事はない。
ニューオータニの庭園が小さくなったような感じ。
こんな感じで独立した貸切風呂が3つ。入り口の表札みたいなところの上の提灯にライトが点いていると入浴中。これが廊下の案内板と連動している。なかなかハイテクだ。
貸切風呂2。風情がある。
貸切風呂3。光林。
湯川の湯が注がれるヒノキの風呂。
中に入ってカギをかけると入浴中ランプ点灯。
青みがかったお湯が張られている。
ここも鳥の声だけが聞こえる静かな場所。
床は滑りやすいので注意。
中庭でアイスキャンディー食べながら湯冷ましして部屋に。
ベランダから見える月。
夜の22時からは夜泣きそばの無料配布。
味は乾麺のインスタントラーメン。大人気で、22時開店と同時にお客さん殺到、食堂はあっという間に満席に!
夜は他の2つの貸切風呂も覗いてきた。
岩風呂!広い!
1人や2人で入るには持て余してしまう広さ。
もう1つのこじんまりした貸切風呂。
写真は撮っていないが、わたの湯源泉の大浴場も行って来た。
わたの湯は湯の華が多く、白濁している。硫黄臭もはっきりと強く草津温泉の白旗の湯に似た泉質だ。
浴槽の底を撫でると白い湯の花が舞う。
大浴場でこのお湯にゆったり浸かれるので、満足感は相当高い。
入っていないが、サウナや岩盤浴などもある。
何度もお風呂に入って茹でダコのようになった。
タコはそのまま寝るのだ。
翌朝、朝風呂に入りにまた、わたの湯の大浴場に行くと大量のヤクルトが。
ご自由にどうぞ。とても気が利く宿で素晴らしい。
総評
最近泊まった宿の中では断トツ1位の快適さだ。
宿泊料金以上の満足感が得られる旅だった。施設はキレイでもスタッフの対応が、、、というホテルもあるけれど、今回泊まったこの季の庭に関しては、全くそんな事はなかった。むしろ、親切で礼儀正しいスタッフが多く、気持ちよく過ごすことができた。
温泉も一度の宿泊では入りきれない程あるし、そうでなくても全室に半露天風呂付。貸切風呂も贅沢で、空いていれば何度でも入れる。
帰り際も荷物を車に一緒に積み込んでくれ、見送りもしてもらった。
また来ようと思える素晴らしい宿だった。
草津温泉で宿泊地に迷ったら是非ともお勧めしたい宿。