こんなに手こずるとは、、、。
以前のブログにも書いているが、俺は不器用なのでメカいじりはしない。自分の苦手分野も得意分野もわかる。わかっていないのは、どれだけ食べたらお腹いっぱいになるかだけだ。
今回S1000RRのスクリーンを購入したのだが、スクリーン交換位なら自分でも出来るだろうと思った。
とんでもない。
はじめから手を出さなければよかったと若干後悔している。
高速ツーリング対策
昨年ハヤブサに乗る友人(注意、鳥ではない)とビーナスラインツーリング帰りに高速を走った時の事だ。
向こうはこっちの話はクリアに聴こえているのに、こちら側は風の音でほとんど聞き取れない事があった。
ヘルメットは2人とも同じだ。
それを受けて自分はバイクの風防の差だろう、と安易に結論付けた。
コロナだし寒いし、そもそもあちこちでかける予定はないのだが、今後の事を考えてツーリングメインの自分はS1000RRのスクリーンはシルエットを破壊しない程度に大型化したいと思っていたのである。
そしてネットでポチる。
楽しみに待ちすぎて、ピンポン馴らす前にドアを開けて配達のお兄さんを驚かす。
到着!
箱は大きい!
中から出てきたのはクワガタ。
ではなくスクリーン。
ダブルバブルのスクリーンで事前情報によれば、少し高さが増して防風性能がアップする可能性がある。
古い型のバイクなのであまり種類がない。
要領はこの透明なスクリーンを外して、クワガタに付け替えるだけの事だ。
言葉にすればそれだけなのだが、、、。
ライダー視点からはこんな感じ。
クワガタスクリーンを載せてみる。
5cmほど高さが増す。
これによる防風性能のアップに期待する。
純正スクリーン。
変更後予定。重ねてみた。
極太のちょんまげみたいでかっこ悪いな、、、。
早速説明書通りに純正スクリーンを取り外していくのだが、スクリーンが硬すぎて取れない!!ガッチリくっ付いている。
バイク仲間に力いっぱい引く以外に何か方法はないか訊いたところ、
『フルパワーで引っ張って!!』
とアドバイスを得た。
奥歯を嚙みしめてそのようにすると、何とか外れた。
長年取り付けたままのスクリーンだったので、フロントカウルと一体化しているようだった。
次はこいつだ!
ここのナットを純正のものをそのまま使用するように指示があるのだが、また取れない!
ガチガチに硬いゴムになっている。
説明書には”押せば取れます”と書いてあるのだが、金づちでも男子中学生の硬くなったアソコで打ち付けても、絶対に抜けなそうだ。
どうやら経年劣化によりゴムが石化しているようだ。
こっちも外すような感じだが、やはり取れない。
力いっぱい引っ張ると、フロントカウルごともげそうだ。
それでも負けじと、ありとあらゆる方法で外しにかかる。
1時間以上余裕で格闘し、スクリーンを外すことには成功!
スクリーンが無い状態のS1000RR。
めんどいから”もうこのままでいいかな、、、”と一瞬思ってしまった。
ウサギみたいになっている。さて、このウェルナット的なものを新しいスクリーンに付け替えるように指示があるのだが、当然取れない。
純正スクリーンを真っ二つにしないように、ドライヤーで丁寧に温めながら1つずつ外していく。
現状はこのウェルナットを全て外した状態だ。
とりあえずここまでで3時間位かかっている。
ひとまず体力の限界なので、今日はここまで。
スクリーン交換位なら自分でも出来そうだ、、、と最初は思った。
今は迂闊に手を出した事を若干後悔している。
しかし、取り付けない事には終わらないので、引き続き新しいスクリーンを取り付けるために作業を続けていこうと思う。
このブログを書いている時点ではスクリーンは取り付けられていない。
整備士さんたちの偉大さを知った一日だった。