舐めてかかったスクリーン交換。
S1000RRの高速走行時の風圧の低減を目的に、フロントスクリーンを大型化させることにした。フロントスクリーンを購入して自宅に届いたので、早速交換しようと取り掛かったのはいいが、2013年製のゴムが岩石のように硬くなってしまい、押しても引いても抜けない。
それでも数時間かけて純正スクリーンを外したその後の話。
購入したのはゼログラビティのダブルバブル
フロントスクリーンを交換するにあたって気にしたのは、あまり見栄えを悪くせずかつ防風性をアップしたい、、、という事だった。
一般的にスクリーンを巨大化させればさせるほど、防風性能は上がるだろう。
しかし、この手のスポーツバイクでそれをやると、アホっぽさも比例して上がってしまう。
デザインを気にするのであれば、あまり巨大すぎない方が良い。
しかし、小さすぎても交換しても効果は得られないという難しい線引きだ。
そして選んだのが、ゼログラビティのダブルバブル。
他にも見たが、この13年S1000RR用のはあまり選択肢がなかった。
純正よりも高さがあるのと、そもそも他にほとんど選択肢がなかったので、これに決めた。
下が純正。
上の黒いのがダブルバブル。
高さが4~5cmほどアップする。
近くで見るとこんな感じ。
で、この黒いゴム(ウェルナット)を純正から移して使う指示なのだが、経年劣化により硬質化してとれん。
ドライヤーで温めて、指を怪我しながらようやく外す。
そして本体にめり込んでついているこのウェルナット。
硬すぎて取れん。
力いっぱい取ろうとするとフロントカウルが破損しそう。
取れたウェルナットも硬すぎて再利用も難しそうだったので、結局新しい部品を注文しつつ、BMWモトラッドディーラーへ交換もお願いすることにした。
自分でやって破壊するよりは良し。
部品を注文して2日後に入荷したと連絡が入る。
早い。
天気の良い日を狙って取り付けに行って来た。
作業自体は40分ほどで終了。
店内には登録済未使用車の認定中古車が並ぶ。年度末の時期的な問題もあるだろう。
それ以上にBMWには登録済未使用車が多い。
性能も上がっているが、価格はもっと上がっている。
店内を見回すと平均して車両価格は300万円くらいだ。
車に比べれば優しい値段ではあるものの、エンジンにタイヤと座布団を取り付けた乗り物が、300万円以上すると考えるとなかなか高価。
空気圧も見てくれたみたい。
感謝。
交換後。
透明の純正スクリーンに比べて存在感がアップしたダブルバブルスクリーン。
極太のちょんまげのように見える。
純正品よりもはっきりと高さが出た。
今日は高速道路には乗らず、下道オンリーで帰ってきたのだが体感上の変化はゼロ。
まぁもともと下道では問題なかったから、高速道路を走る時に1mmでも効果が出ると嬉しい。
車体が赤、黒、白の3色なので色のバランスは問題なし。
コックピット目線。
次回は暖かい日に高速道路走テストをしてみようと思う。
今回の教訓は餅は餅屋に任せるということだ。
とりあえず無事に交換できてよかった。