風の影響は甚大。
乗った事が無い人にはまずわからない事だが、四輪よりも二輪の方が運転者が風の影響を受けるんだ。マジかよ!!って思うだろう。本当だ。
空力性能の大切さを全身で嫌というほど感じることが出来る。
今回はスクリーンを変えたS1000RRとVFR800Fの比較を書いてみる。
高速メインの人はスクリーン必須
見た目についてだが、好みもあるけれどバイクのスクリーンは低ければ低いほどカッコイイ。無くても良いぐらいだ。
フロントスクリーンが大きく立っていると金融系営業マンが乗るカブのスクリーンのようになってしまい、実用性はバッチリだがどうにもカッコよくない。
これがスーパーカーのフロントガラスみたいに倒れてくるんじゃないかってほど寝てくると見た目は最高にカッコイイが、バイクの場合風の影響を受ける。
ほど良く風の影響を受ける分には問題ないがこれが高速道路になると話は変わる。
四輪で100km/hで走って窓から顔を出してみればわかる。
ところで現在自宅にはSSのS1000RRとスポーツツアラーのVFR800Fの2種類のスポーツバイクがある。
S1000RRはサーキットで活躍できる性能を持つがその反面街乗りは姿勢キツめ。
VFRはここ一発の加速力や最高速などはS1000RRに大きく劣るものの、ツーリングにも使う事を想定した守備範囲の広い作りになっている。
S1000RRは過去に高速道路の風圧が辛くてダブルバブルスクリーンに交換している。
スクリーンの高さがある分見た目は多少犠牲になるが、高速走行時の快適性はかなり上がっている。
VFR800Fのスクリーンの高さ(純正)。
横幅も高さもほどよくあり、このままでも問題ない。一般道からワインディング、高速まで全てにそのまま使えるような高さになっている。
交換したS1000RRのスクリーン。
幅は狭いが高さがあるので軽く伏せるとほとんど風は当たらない。ガッツリ伏せれば無風だ。写真では真っ黒だけど向こうの景色も見える。
とんでもない加速力のS1000RR。
自分のような素人がアクセル全開にすればヘルメットはずれて、胸元のGoProはひっくり返り、ズボンは足首まで下がる。
尋常でない風圧が襲ってくる。0-100km/h加速は2秒台。
背の高いスクリーンで高速道路最強なS1000RR。
しかし一般道を長時間走るのは地獄。またタンクが軽量化のため樹脂製。マグネット式のタンクバッグが使えず、後部座席が小さいのでシートバッグを載せても不安定になりやすい。
あくまで速く走るためのバイク。
これがVFR800Fになると燃料タンクが金属なのでマグネット式のタンクバッグが張り付き、前傾も緩いので街乗りの苦もない。おしりも大きいので写真のようなツーリングバッグも安定して取り付けられる。(S1000RRは不安定で横に傾く事がある)
標準装備に12Vの電源ソケットがあって電子機器の充電ができ、グリップヒーターもある。
後はフロントスクリーンがS1000RRよりも低いのでそれよりも高いものに交換するかどうかだが、今は制止されているところだ。
自分はなんせ高速道路主体の走行。
全走行距離の7割以上は高速道路上で刻むことになるので防風性能アップは重要な問題だ。ただしこの後にCB1300SB 30thも届く予定なので高速道路ツーリング車両のポジションが入れ替わるかもしれない心配はある。
スポーツバイクはスクリーンの高さの影響大。
そんなに風が気になるなら車に乗れとかは無しだぜ。