一年ぶりのビーナスライン。
ツーリング情報誌などを見れば、100%の確率で掲載されていると言っても過言ではない長野県のビーナスライン。
ビーナスラインは道が悪く、飛ばすと危険だが景色は最高。ツーリングライダーも多く、ライダーパラダイスとなっているのでヤエー率も高め。
二輪独特の挨拶文化ヤエーとは
バイク乗り同士は、すれ違う時に挨拶する事がある。
する事がある、というのは人それぞれの価値観で自由に行っているからである。
具体的な行為としては、手を上げたり、手を振ったり、ピースサインをしたりなどである。
しかし、人によって違うのはハーレーだったらハーレー、スポーツバイクならスポーツバイクへと、同じバイクにしか手を振らない人もいる。
振られたら振り返すけど、自分からは手を振らない人もいる。
そして車種を問わず誰でも手を振ってくれる人もいる。
バイクの世界にはこんな文化があるので、対向車線からバイクが来た時には意識はしている。
理由は、挨拶してくれた人を無視したら悪いと思うからだ。
これは自分に限らず多くのライダー(バイカー)がそうだと思うけれど、とても良い文化だと思う。
帰りが雨降りで心が折れそうになっているとき、対向車線から来たバイクが手を振ってくれたら『お互い頑張ろう!』みたいな雰囲気が伝わって元気が出る。
たまにはこっちからするよ。
ちなみにヤエーというのは『YEAH!』イエーだったのが、スペルミスで『YAEH!』ヤエーとなったのが理由と言われている。
そのまま定着したことが謎である。
台湾料理コウシンで昼食後、ヘルメットと頭をドッキングさせ発進!
インカムで
『食べたばかりだし、今日は寝不足だから絶対飛ばさないから。マジでゆっくり行くからね!』
と言った事に対して
【OK!もうギアは一段下げてあるから大丈夫!】
と返すこんなやり取りをしているのは自分達だけではないだろう。
しかし、冗談は置いておいて事故には注意。
事故を起こしたら自分は勿論だが、周りにも迷惑がかかる。
ホントにのんびり運転。
霧ケ峰高原 ドライブイン霧の駅に到着。
予想通りバイクで溢れている。昔と違って女性ライダーも増えた印象。結構多く見かけた。男性の趣味という傾向があったバイクが、性別問わず愛されるようになって嬉しく思う。
そしてこの道の駅は10年以上前の、自分が二十歳前後だった頃も良く来ていたけれど、当時と違いを感じることが1つ。
それは、バイクにかけてあるほとんど全てのヘルメットに、インカムが装着されている事。
昔は信号待ちの間に大声で怒鳴りあってしゃべってたな。
お互い会話の9割聞こえてなかったけれど。
後期ガヤルド。
雲が近い。
ホントに近いと思うぞ!
続々と出ていき、続々と入ってくるバイク達。
賑やかな排気音で包まれる。
上は寒いだろうとヒートテックまで持ってきたが、思ったより寒くなかった印象。
今回は出番なし。
さて、軽井沢経由で帰る。
昨日の睡眠不足が効いてきて、猛烈に眠い。
そして薄いシートであちこち痛くなり、だいぶ疲労もたまる。
バイクはおめめパッチリだが、ライダーはうとうと。
このままでは危ないので、軽井沢から高速道路で帰ることに。
軽井沢ICから乗る。
途中でガソリンも補充。
1人で走ってるときはあまり気にならないけれど、一緒に走っているとフロントスクリーンが大きいハヤブサの快適さが嫌というほどわかる。
ある程度スピードを出すと、風の音でインカムの相手の声が聞こえづらい。というか、聞こえない。
しかし、相手は特に問題なく聞こえて、風圧の疲労等もないそうで。
もしかしたら自分が軟弱なだけかもしれないけれどw
下道走ってるだけだと効果あるのかないのか分からないフロントスクリーンだが、高速で走ると効果絶大!
大きなスクリーンが欲しいと思う反面、見た目が悪くなるからとりあえずこのまま行こうと思う。
途中でお別れして帰宅、
本日の走行距離319.1km。
久しぶりのロングツーリングで疲れた。
片付けてゆっくりお風呂に入った。
これから、一気に寒くなるから快適に楽しめる時期はもう少しかな~!
また天気の良い日は出かけたいと思う。